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パイネの山懐に分け入る [パタゴニア]

バスがパイネに近づくにつれ、山はけわしくなっていく。

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奥に見える山を望遠でみてみると、槍のような岩が切り立っている。

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山には氷河が流れていて、山すそで溶けてなくなっている。
氷河が流れているところは、まわりがまるく削られているのがわかる。
今の時期は、暖かくなっているので、氷河も細く痩せていると思うのだが、もしかすると、地球温暖化の影響かもしれない。
氷河はコバルトブルーで、神秘的だ。

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左に見えるとがった山はパイネの角といわれている。
山が角のようにとがっているからだ。

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パイネ山塊と反対の方向は、おだやかな春の湖がひろがっている。
氷河が溶けてできた湖はコバルトブルーだ。水溜りもできている。

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ときどきみかけるグァナコは、とってつけた絵のようにさまになっている。

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少し晴れてきて、パイネの山々がきれいに見渡せる。

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滝もみえる。滝の色もコバルトブルーだ。

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うららかな春のように見えるが、実は強風が吹きつけている。木をみればわかる。西から吹く風のために、枝が東を向いている。この木は新芽が出ていないけど、枯れているのかな。
このあたりは、40年ほど前にチェコからやってきた青年が、山で自炊しようとしてつけた火が強風でまわりに広がり、山林が焼けてしまったそうだ。まだ自然回復には程遠く、枯れ木が散乱していた。
一度ダメージを受けた自然は、なかなか元に戻らない。

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水辺には、パタゴニアンピーが満開に咲いていて、平和をかもし出している。

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パイネの角を見ながら夕食 [パタゴニア]

 朝8時にアルゼンチンのエル・チャルテンを出発して、チリに入国し、さらにバスで走ること数時間、夕方6時もまわって、あと少しでパイネのホテルに到着というところで、小高い丘にあらわれた騎乗の人たち。

いったい、なにものだ? 

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10人以上の集団で、ゆったりと丘をくだってきた。
みんなにこにこして手を振ってくれる。

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これはどうみても観光客ですね。
乗馬体験といったアクティビティが用意されているにちがいない。

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山も水も極上の場所で、馬で駆け回るのは、さぞ気持ちがいいことだろう。 

さて、夕方7時をまわって、ホテル到着。
ホテルといっても食堂のあるメインロッジのまわりに、平屋の小さいロッジが並んでいて、丘に張り付いた形で、3階建ての建物があるので、一見したところ、ホテルとはわからない作りになっている。景観が悪くならないような配慮が感じられる。
ホテルからの景色は絶好、湖の向こうの真正面に、パイネの角がみえる。

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日没までと、明朝も、ずっと山を見続けることができる幸せがこみあげてくる。

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ホテルの部屋は1階に割り当てられたが、パイネの角もばっちり。

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メインロッジにある食堂をルピナスが取り囲むように咲いている。

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食堂からの景色も満点。

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午後8時に夕食。ここはチリだけど、アルゼンチンと同じく、夕食が遅い。
ビールがおいしい。

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夕食を終えて、部屋に戻ると、パイネの角が夕日で染まりつつあるのがみえた。

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一大夕焼けショーが始まるか、と湖まで出て、空を眺めていたが、この程度。

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午後9時をだいぶ回ったころ、パイネは夜の闇に包まれていく。

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朝陽に輝くパイネの山々 [パタゴニア]

11月29日

夜明け前にいそいそと起きて、湖の岸辺へ一目散。
まだ日は昇っていない。
今日は、朝陽に輝くパイネの山々がみえるはず。幸いなことに快晴だ。

一番右の山はアルミランテニエト、2668m、
一番左はパイネグランデ、最高峰は3050m、
真ん中はクエルノスデルパイネ(パイネの角)、2600m。

このあたりで一番高いパイネグランデは雲でおおわれている。だが、てっぺんの白い色は山の頂上に積もった雪ではないかしら。雲か雪か判然としない。

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日が昇るまで、お隣のホテル近くまで、お散歩。あまり遠くまでいくわけにはいかない。このあたりにはピューマも住んでいる。

お隣のホテルも同じ作りになっていて、平屋のロッジが並んでいる。トタン屋根なので、なんだか掘っ立て小屋のようにもみえるが、中はぜいたくなのだ。トタンは熱効率がいいし、雪を降ろすのにも好都合だとかで、パタゴニアの家はトタン屋根が多い。

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旅の仲間もみんな起きてきて、朝焼けショーを固唾を呑んで見ている。

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山の上に光があたりはじめた。
黒い雲も出てきた。

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パイネの角にも光があたりはじめる。

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左の3000mを越すパイネグランデはまだ雲におおわれている。だがやはり、雲の上のほうに、最高峰が頭を出しているようにみえる。

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奇怪な形のパイネの角は、スポットライトをあてたように輝いている。

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右側の山、アルミラントニエト。

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最高峰のパイネグランンデはどうなってるの?

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望遠でみてみると、やっぱり最高峰が雲の上に突き出ている。雪を冠っているので、雲と見分けがつけにくい。
それにしても妙な形の頂上だ。頭のたんこぶみたい。

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山の半分以上に日があたりはじめた。あたりも明るくなってきた。

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パイネの角もすっかり日にあたっている。

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注目の的、パイネグランデの雲が少しとれてきた。最高峰が顔を出している。それにしても最上部のぎざぎざはどうなっているの?

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そろそろ朝焼けショーも終わりが近づいた。

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朝ご飯の時間の7時ころには、山は、パタゴニアの山の顔になった。雲がパタゴニア特有の真綿を引き延ばしたような形になって流れている。あっというまにお天気が変わっていく。

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