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オーバーハング挑戦に見とれる [パタゴニア]

フィッツロイ山塊が少し見えたところで、また、来た道を戻る。
お天気もよくなってきたし、お弁当もおいしかったし、帰りは、のんびりムードが漂う。

絶景を背景にして赤いノートロの花を記念撮影。 

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アネモネも記念撮影。

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遠くの雲の下に山並みが見える。その下はビエドマ湖。
カラファテからくるときに通ったところだ。

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山岳ガイドさん。
フィッツロイ登山のエキスパート。
とってもかっこいい。ウィットに富んだ話し方をする。
難をいえば、足が長いので、超スローペースで歩いているつもりでも、私には追いついていけないほどの速さで歩くこと。

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エル・チャルテンの町が見えてきた。

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大きな岩を登っている人を発見。
私たちご一行様の足が止まる。

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男と女のペアで、オーバーハングを登る練習をしているのだ。
男が岩の上にたどりつく。

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今度は女の番。がんばれ~。

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あ~~~っ!
失敗。

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リカバリー。

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なんとか成功。

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私たちご一行様は、最後まで、ずっと見続けたのでありました。
なんと、のんびりしたハイキングなんだろう。
山岳ガイドさんもあきれているに違いない。

もう、町もみえていることだし、なんとなく三々五々解散のムード。
予定より早く戻ってきているのだ。

お、リャマがいる。
人生初のご対面ではないか。

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なかなか優雅なたたずまい。
ラクダの仲間だそうだ。そういえば首の長さなど、ラクダに似ている。

カメラ目線でポーズをとってくれた。

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午後2時ころには、ホテルについて、夕食の7時半まで、なにも予定がない。
レストランは夜は8時オープンなんだそうだが、いくらなんでも遅いので、7時半にしてくれた。

で、近くのスーパーにいったり、みやげものをさがしたり・・・

スーパーといっても1軒しかないと思う。
ここ。

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なにを売っているのか興味津々。
生活用品よりも、登山客用の簡単な食料や、携帯の食器、山用の衣類などを多く置いていた。
それはそれで、珍しくてみていておもしろかった。

おみやげ屋はほとんどない。あってもほんの少しの品物を置いているだけ。
つまり、エル・チャルテンに来る登山客は、おみやげは買わないのね、きっと。

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山道に咲いていた花 [パタゴニア]

山道には、いろいろな花が咲いている。
花の種類も多くて、たくさん、咲いている。
風が強いので、どの植物も、丈が短い。

ランはどこでみても気品がある。
これはアマリヤ。
(ということにしよう)
こんなに豪華な自生のランは、世界広しといえども、なかなか見ることができないだろう。

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アネモネの原種は、いたるところに咲いている。
素朴な白さがいい。
黄色のすみれに引き立ててもらっている。

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黄色いすみれはどこにでもありそうなものだけど、日本ではあまりみない。
すみれ、というと紫ですね。 

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 ここも黄色いすみれと、アネモネ、それに紫色のマメ科の花が仲良くしている。
紫の花の名前はアルヴェジーヤ、英語だとパタゴニアンピー、パタゴニアの豆。
一斉に、咲いている。 

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 この花は、日本ではみたことがなかった。
トパトパという可愛い名前の花だ。大きな袋を持っている。
パタゴニアの山道ではよくみかけた。 

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こちらの花はもっと変わっている。
鮮やかな色合いで、受け口になっている。
パタゴニア図鑑によると、Capachito、スペイン語でなんと読むのかしら。英語だとLady's slipper.
スリッパね。

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これもスリッパと同じ形だけど。黄色一色。
こういうのも日本ではみたことがない。

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これは図鑑を調べてもわからない。
草丈が少しあるのは、森林地帯なので、風が少しやわらぐのかもしれない。

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このままそっくり植木鉢に入れたらよさそう。
名前はわからない。

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紫色のマメ科の花、アルヴェジーヤが群生している。
岩とのコントラストがいい。

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 アルヴェジーヤの素顔。

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 赤いノートロの花は、氷河の近くにも咲いていたが、ここのハイキングコースでも満開だ。

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これはゼラニオ。英語では、ワイルドゼラニューム。
日本のゼラニュームと花はおんなじだが、草丈が異常に短い。
やっぱり風がきついのだ。
風対策のために、背丈を低くしているのだ。
生きていく知恵ですね。

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 これはゼラニュームに似た花だが、よくみると、花びらの先端が二またに裂けている。
パタゴニアで買った蛇腹の図鑑によると、花の名前は、どうやらセラスティオ。
英語で、フィールド・チックウィード。
つまり、ひよこ草かしら。
日本語と英語の名前が同じというのは不思議な気がする。
だって、ひよこぐさ、というのは昔から日本にあった言葉だと思うから。
花びらが二つに裂けているところなど、ひよこ草にそっくり。

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 下も同じ種類の花のようだが、花の真ん中が赤くなっている。
きっと同じ仲間なんだろう。

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地味な花だけど、しましま模様が目立つ。 

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拡大してみたけど、この花、なんでしょう? 

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日本の深い山にいくと、木にぶらさがっているのと同じものがあった。空気が冷涼で澄んでいるところに生える。
英語で老人のひげ、という名前の植物だ。

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一番多い花は、日本と同じたんぽぽ。

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アルゼンチンからチリへ大移動 [パタゴニア]

11月28日

エル・チャルテンでの2日目の朝を迎えた。
今日はいよいよアルゼンチンから国境を越えてチリまで行く。

エル・チャルテンからは、またカラファテまで戻り、そこからチリとの国境へ向かう。

エル・チャルテンのほうを振り向くと、ウエムール山(2677m)の山すそが見える。氷河も流れている。

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ビエドマ湖の向こうの山も今日はくっきり。

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ラ・レオナのお店もくっきりとみえる。
雲が、めずらしくぽっかりと浮かんでいる。いつもは、雲は流れているのだ。 

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アルヘンティーナ湖もお天気がいいせいか、いよいよコバルトブルーだし、氷河のかけらを浮かべている。

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荒野には羊が放牧されている。
パタゴニアは、羊毛の大生産地だ。

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子羊がたくさんいる。
大きい羊は毛刈りされたばかりとみえて、ぼわぼわ。羊らしいまんまるの姿にはほど遠い。
羊は毛を刈らないで、ほうっておくと、どんどん毛が伸びて、やがて、毛の重みのために、動けなくなり、餓死するのだそうだ。
だから毛を刈ることは、人間と羊のウィンウィン関係ということになる。

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午後3時過ぎに、ようやくアルゼンチンの国境まで来た。
1時間ほどエスペランサでレストランによったり、あちこちでたっぷりとトイレ休憩やカメラストップをとったとはいうものの、朝、8時に出発して、7時間もかかっている。

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国境をどうやって越えるのか、興味津々だったのだが、アルゼンチンの出国検査が終わると、またバスに乗った。
なんと、国境の緩衝地帯が7Kmもあり、そこをバスで通り抜ける。

ケニアからタンザニアに国境を越えるときは、明確に線があって、そこを歩いて渡ったことを思うと、ずいぶん違う。

緩衝地帯の中間地点あたりに、ここからチリというような看板があった。
そして、入国検査を受けた後、しばらくお土産屋で時間調整をする。

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チリの入国検査は、非常に厳しいと聞いていたが、荷物をX線にかけただけで終わった。
この入国検査の建物のまわりは、1軒のみやげ物屋くらいしか建物は無い。

ここで、アルゼンチンから乗ってきたバスは、引き返す。
チリ側で用意したバスに乗り換える。
ケニア、タンザニア間の国境越えも同じく、バスを乗り換えた。
ガイドさん、運転手さん、すべて変わる。

チリに入っても、しばらく景色は同じ。

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バスは、パイネ国立公園に向けて、走る。
アンデス山脈の山懐に入るにつれて、景色が豊になってくる。

下の写真の湖は、サルミエント湖。
アルカリが強いので、湖畔にストロマイトという藻が石化したものが、白く見えている。

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お~!
ニャンドゥーの親子だ。
ニャンドゥーはダチョウの仲間で、パタゴニアではそう呼んでいる。

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大きいのが、オス、父親。こどもを10羽以上、引き連れている。
ニャンドゥーは、オスが子どもを育てるのだそうな。

「あの~、お母さんはなにをしているのですか?」
と、ある人が質問をする。
すかさず、ある男性いわく。
「そのへんで遊びまわっているんだろ~。人間と同じだよ」

でも、ホント、この子たちの母ちゃんはなにをしているんだろう?
みんなのために食べ物をさがしているのかなぁ。

さて、ニャンドゥーだけでなく、グァナコもよく見かけるようになった。

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グァナコと書いているが、発音は、ほとんどガナコ。
リャマと同じくラクダの仲間。
アルパカとも近い。
アルパカの毛は羊毛よりも高いが、グァナコの毛はさらに高級なんだそうな。
そのために乱獲されてだいぶ減ってしまったらしい。
とても優雅な姿をしている。

パイネには湖が多いのだが、コバルトブルーで美しい。

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山も近くに見えるようになって、いい感じ。

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湖にブラックネックスワンがいた。
日本語では黒首白鳥か? 黒だの白だの、なんだかヘンだ。

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首が白いのは、白鳥と普通に呼んでいいのかしら。
ラ・レオナで買ったじゃばらの図鑑によると、コスコロバスワンのようだ。
小さな湖なのに、白波がたっているのは、風が相当、きついせいだ。
だけど、どうして、こう2羽で仲良くしてるんだろう。オスとメスなのかなぁ。

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