朝陽に輝くパイネの山々 [パタゴニア]
11月29日
夜明け前にいそいそと起きて、湖の岸辺へ一目散。
まだ日は昇っていない。
今日は、朝陽に輝くパイネの山々がみえるはず。幸いなことに快晴だ。
一番右の山はアルミランテニエト、2668m、
一番左はパイネグランデ、最高峰は3050m、
真ん中はクエルノスデルパイネ(パイネの角)、2600m。
このあたりで一番高いパイネグランデは雲でおおわれている。だが、てっぺんの白い色は山の頂上に積もった雪ではないかしら。雲か雪か判然としない。
日が昇るまで、お隣のホテル近くまで、お散歩。あまり遠くまでいくわけにはいかない。このあたりにはピューマも住んでいる。
お隣のホテルも同じ作りになっていて、平屋のロッジが並んでいる。トタン屋根なので、なんだか掘っ立て小屋のようにもみえるが、中はぜいたくなのだ。トタンは熱効率がいいし、雪を降ろすのにも好都合だとかで、パタゴニアの家はトタン屋根が多い。
旅の仲間もみんな起きてきて、朝焼けショーを固唾を呑んで見ている。
山の上に光があたりはじめた。
黒い雲も出てきた。
パイネの角にも光があたりはじめる。
左の3000mを越すパイネグランデはまだ雲におおわれている。だがやはり、雲の上のほうに、最高峰が頭を出しているようにみえる。
奇怪な形のパイネの角は、スポットライトをあてたように輝いている。
右側の山、アルミラントニエト。
最高峰のパイネグランンデはどうなってるの?
望遠でみてみると、やっぱり最高峰が雲の上に突き出ている。雪を冠っているので、雲と見分けがつけにくい。
それにしても妙な形の頂上だ。頭のたんこぶみたい。
山の半分以上に日があたりはじめた。あたりも明るくなってきた。
パイネの角もすっかり日にあたっている。
注目の的、パイネグランデの雲が少しとれてきた。最高峰が顔を出している。それにしても最上部のぎざぎざはどうなっているの?
そろそろ朝焼けショーも終わりが近づいた。
朝ご飯の時間の7時ころには、山は、パタゴニアの山の顔になった。雲がパタゴニア特有の真綿を引き延ばしたような形になって流れている。あっというまにお天気が変わっていく。
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