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豪快な羊のアサド [パタゴニア]

パイネ観光基地のプエルト・ナタレスからプンタ・アレーナスへの途中で、ペンギンコロニーを見学したのち、バスは、ふたたび目的地プンタ・アレーナスにむかって走る。

途中でバスからみかけた自転車旅行の人。
2人組のようだった。
ときどき自転車旅行のひとたちを見かける。オートバイ旅行の人たちもいる。 
このあたりは猛獣の危険はないのかしら。ピューマがいるらしいが、夜行性だから昼間は大丈夫なのかな。

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さて、途中で、昼食を食べた。
今回の旅行の楽しみのひとつ、羊のアサド。アサドとは丸焼きとはちがって、肉をひらいて、火のまわりにたてかけて、あぶっていく料理のようだ。

写真がぼけぼけなので、小さくしようとしたのだけど、小さくならない。写真の削除もできなくなっている。

またso-netの障害だ!!!!!!!!
何年か前にブログをかきはじめたときにも、障害にはてこずった。
罫線を入れたり、画像のまわりに文字を流れ込ませたりして、機能の限界を試していたのだが、そのために、so-netブログのプログラム改修があると、前の機能が動かなくなってしまったり、表示がおかしくなってしまって、修復不可能になってしまったり、さんざんな目にあってしまった。
そんなこんなでしばらくブログから遠ざかっていたのだ。
で、今回ブログを再開するときには、ごくシンプルな機能だけを使うことにしたのだった。

だのに、なぜだ~~~~?
試しにそっとよそのブログを訪問してみるのだが、どこも平和そのもの。障害報告もない。
以前もそうだった。一人できりきりと怒りまくっているだけで、だれも文句を言っている気配が感じられない。
なぜだ~~~~~?????

というわけで、ぼけぼけ写真だが恥を忍んで。 
(もとの写真を小さくしてアップしなおして、記事を書き直せばすむことではあるのだが)

ソネットに障害報告を出して、2時間後、修復されたので編集しなおし。
小さい写真にしてもやっぱりぼけぼけだ~。
 

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囲炉裏端で焼く魚みたい。

焼けた肉をはりつけにした金棒ごとテーブルにのせる。 

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さらに肉を一口大に切っていく。

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山もりの肉。
これがおいしいのなんのって、今まで毎日肉ばかり食べていて食傷気味だった胃袋も、次々と肉を飲み込んでいった。

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プンタ・アレーナスは、マゼランがマゼラン海峡を発見して、船が通行するようになって、発展した町だ。
だが、パナマ運河ができてからは、さびれてしまったとのことだ。
遠くに見える海がマゼラン海峡。

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普通の民家の脇に世界各地への方向と距離を示す塔があった。
東京というのはなくて、ニセコがあった。ニセコまで12456kmだって??
なぜニセコがここにあるんだろう。この距離は正しいのだろうか。
ラ・レオナに同じような塔があって、東京までの距離が24000kmを超えていたはずだ。

この塔に矢印を掲げてもらうには、お金を払わねばならず、これは私有地のビジネスらしい。 

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プンタ・アレーナスは、チリの最南端の州であるマガジャネス州の首都だ。
マガジャネスというのをスペイン語風に読むと、マゼランになるのかしら。あるいは英語読みかなぁ? とにかくマガジャネスとはマゼラン。つまり、ここはマゼラン州。
マゼランの銅像もたっていて、チリ最南端の町としては立派な町だ。

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歴史的な建物もある。

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チリの人たちは、プンタ・アレーナスが地球最南端の町だ、といっているが、私たちが次に行く、アルゼンチンのウシュアイアは、ここよりさらに南にある。

プンタ・アレーナスの緯度は南緯53度。ウシュアイアは南緯54度。
ちなみにスウェーデンのストックホルムは北緯59度。
新宿は北緯35度、稚内は北緯45度。 

寒さはそれほどでもないが、なにしろ、ここパタゴニアは風の大地といわれるほど、風がきついので、体感温度は実際より低くなるだろう。

でも11月の終わりは初夏にあたり、街路は花盛り。
プンタ・アレーナスに到着したのが、夕方だったので、町の公園は学生風の人たちであふれていた。
公園の中には出店がいっぱい。 

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公園にびっしりと植えられている木はえにしだそっくりの花を咲かせている。
えにしだでないことは木の幹をみてもわかる。

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ちょうど満開。

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タグ:So-netの障害
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マゼラン海峡を渡る [パタゴニア]

12月1日

マゼラン海峡とともに発展し衰退してきた南米大陸最南端の町、プンタ・アレーナスを朝6時に出発する。
向かうは、マゼラン海峡の向こうのフェゴ島。さらには世界最南端の町ウシュアイアー。

マゼランは1520年の11月29日に海峡を抜けて太平洋に出ているから、ちょうど同じ季節にこの海峡にいたのだ。
太平洋に出たとき、なんと平和な海なんだろうということで、パシフィックオーシャンとなったそうだ。
そうか、パシフィックの語源はピースなんだ。
マゼランはその後、フィリピンのセブ島で1521年に殺される。
マゼランが乗っていた船は、さらに航海を続け、1522年9月6日にスペインに帰り着いている。

パナマ運河の開通が1912年、それまでの400年間にわたり、マゼラン海峡は大型船が去来する航路だった。

さて、そのマゼラン海峡を渡るために、バスで2時間ほど揺られて、海峡の一番狭いところまでいく。
2時間もかけるくらいなら、なぜプンタ・アレーナスから船に乗らないんだろう?
荒れる海を渡るためには、少しでもリスクを避けておいたほうがいいということかしら?

海岸沿いの道をバスで走るのは快適だからいいのだけど。

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途中で休憩をとったところには、廃船が打ち捨てられたままになっていた。
19世紀にロンドンからプンタ・アレーナスへの航海中に遭難したとのこと。
100年以上もこのままの姿で打ち捨てられているのだ。
このあたりの建物は19世紀には、農場だったところで、今は廃墟と化していた。
パナマ運河開通とともにさびれていったようにみえる。 
野犬もいて、なんとなくゆうれいでも出そうな感じがした。

こういうのも観光資源なのかなぁ。
荒れ狂うマゼラン海峡で戦った船、なんてね。
この海峡は、いつも荒れていることで有名だが、今日は静かだ。

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フェゴ島が遠くに見えるようになった。
雲がパタゴニア独特の流れた形になっている。

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灯台のあるところで、フェゴ島に渡る船を待つ。だが、どこが港なのかわからない。
お土産屋のひとつくらい、あってもよさそうなものだけど、な~んにもない。
それで、浜辺に出て、貝殻拾いをした。

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間もなく、フェリーが見えてきた。
船の胴体にはPATAGONIAと書いてあって、なんとなくはしゃぎたくなる。
それにしても、大きなフェリーが波打ち際を走っているので驚く。すぐに深くなっているのだろうか。

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船に乗るからバスに乗るようにガイドさんから言われる。
バスに乗ったまま、船に乗るらしい。
なにが起きたのかわからないまま、船に滑り込み、その後、バスを降りて、船のデッキにいくと、さっきまで遊んでいた灯台が見えた。
なんと桟橋もないまま、船の壁を倒して陸地に下ろし、そこを通ってきたのだ。
フェリーほどの大きい船でもそういうことできるのねぇ。

南米大陸が遠ざかる。

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船は20分ほどで、対岸に到着した。あっという間だ。降りるときもバスに乗って降りた。
そのまま、バスは走り続けたので、記念すべきフェゴ島上陸の瞬間を撮影する間もなかった。

フェゴ島には、このフェリーで大陸側に渡るトラックが並んでいた。
ここが港!!!

写真の手前は船。
下の白い四角はトラック。その向こうに見える茶色の壁を岸に渡して道路にする。

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フェゴ島に上陸したものの、風景は大陸とあまり変わらない。
荒野をグァナコが集団で歩いていた。

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お、ガウチョがいる。
羊は連れていない。
犬5頭と馬3頭が1セットで商売道具らしい。
ガウチョはあちこちの牧場を渡り歩いて羊の毛刈りをしていくのが商売だ。

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下の写真、まるで映画の1シーンのよう。
この写真はお気に入り。
渡り歩くガウチョの一休み風景。

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このあたりで、私たちご一行様もバスをとめて、お弁当の昼食をとった。 

しばらくすると、また別のガウチョがいた。
今度は馬が2頭だ。

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珍しく家があった。
このあたりの地主らしい。
たんぽぽの咲き乱れる野原だけど、ほかにはなにもない。

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フェゴ島は、九州ほどの大きさだが、チリとアルゼンチンの両国に二分されている。
チリ側からフェゴ島に入り、真ん中で、アルゼンチン側に入国する。

チリの出国は入国よりもはるかに簡単だ。

12kmも続く国境の緩衝地帯の途中までくると、アルゼンチンの看板があった。

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世界最南端の町ウシュアイア [パタゴニア]

12月1日の早朝6時にプンタ・アレーナスを出発して、マゼラン海峡を渡り、フェゴ島にやってきた。
フェゴ島はチリとアルゼンチンが半分ずつ領有している。
チリ側から入り、アルゼンチン側に国境を越えて、ひたすらバスは走る。
フェゴ島は、九州ほどの大きさなのだが、その北部に上陸し、南部のウシュアイアまで行くのだから、かなり走らねばならない。
日本でいうと、博多に上陸してバスで鹿児島まで、といったところか。
 
道路は快適だ。 
 
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休憩で立ち寄ったのはとても有名なパン屋さんだった。
大勢の人たちが、パンやケーキを買っていく。遠くからわざわざ買いに来るほどらしい。
で、おみやげに日持ちするという、ケーキを買った。 
パン屋の近くに咲いていた花。
 
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フェゴ島北部は平坦な荒野だったが、だんだん植物や風景が豊かになってくる。
ガリヴァルディ峠で写真ストップ。
エスコンディド湖が下に見える。
このあたりには、スキー場もあり、世界各地からスキー選手が練習にやってくるそうだ。 
 
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ガリヴァルディ峠からウシュアイア方向をみる。
止まっているバスは私たちご一行様のバス。 
 
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峠をこえて、標高の低い平坦な道になっても山々には雪がある。 
ここは、南緯55度。日本の新宿は北緯35度だから緯度が20度も違う。
だから夏でも雪山のままなんだろう。
 
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夕方の6時過ぎに、ようやくウシュアイアのホテルに着いた。

まず目についたのが、ロビーの片隅にあるパソコンコーナー。
無料で使えたので、自分のメールボックスを開くことができた。日本語フォントもばっちり。
だが、返事を書こうとして日本語変換機能がないことに気が付いた。アルゼンチンのパソコンだから当たり前だけど。
で、ローマ字で書いた。
 
最近、どこのホテルもインターネット接続は有料になってしまった。
無料で、しかもホテルのパソコンが使えるというのは、珍しくなった。 
 
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パソコンコーナーに続くコーナーからはウシュアイアの港が見渡せる。
海はビーグル水道。
なんて素晴らしいホテルなんだ!
 
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ホテルの部屋からは、ウシュアイアの町のはずれが見渡せる。
 
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夜の8時から夕食。
これがまたおいしい。ビールとスープと・・ 
 
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またビーフとじゃがいも。
いつもと同じメニューだけど、今日はおいしそうだ。 

このあたりで、牛を育てるのは寒くて大変そうだけど、魚ならいくらでもあると思う。
だのに、魚料理ではなくてビーフステーキが出てくるところがおもしろい。 
 
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ホテルの食堂からの眺めは抜群だ。
夜9時近くになってもまだ明るい港を眺めながらのんびりと食べる。
 
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デザートのアイスクリームの上にデザインされた飴がのっかっていた。
う~ん、ここはかなりおしゃれなホテルだ。
 
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ホテルの部屋から見た夕焼け。
近くにテレビ塔があり、支えのワイアがどうしても写ってしまった。
 
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その一部を拡大する。
テレビ塔のワイアがなければ、パタゴニアの流れる夕焼雲、なんて題で、 大スクープになるところだったのだけど・・・・
 
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最後の光を一瞬受け止めた夕焼けまでカメラを構えて楽しめるのは、なんてシアワセ。
 
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