セレンゲティの北、ロボ地区の風景 [ケニア・タンザニア]
タンザニアのセレンゲティ国立公園は関東平野ほどの広さだ。その北にあたるロボ地区にロッジがある。
ロッジは、写真のような岩山を登っていったところの岩の上に建っている。
このような岩山の風景が、セレンゲティに点在していて、単調になりがちな大平原に彩を添えている。
上の写真の右の巨岩の上を望遠で撮ると、岩山で生活するクリップスプリンガーが3頭みえる。
さて、ロッジで遅いお昼寝の後、近隣をドライブすることになった。
セレンゲティの北で、観光客があまり来ないロッジに泊まったので、ついでにもっと北にいってみようということになった。
道路のところどころにツエツエ蝿を繁殖させないための薬を塗っているという青い旗があった。
広いところで、こんな旗が役にたつのかしら、なんて思っているうちに、ツエツエ蝿にちくっとやられた。長袖の服をきているのだが、服の上からでも刺すそうだ。多少刺されても問題ないそうだ。私だけでなく全員、ちくっとやられた。
車はこういう原生林のようなところをのろのろと走っていく。
これだけ、草や林があると、動物がいたとしても見つけられない。
セグロジャッカルがいた。
イノシシもいた。
ほかにもたくさんの動物が棲んでいるらしいがあらわれない。だが、足跡が、けものみちに残っていた。ここは車を降りても大丈夫、というので少し歩く。
これは、キリンの足跡、・・・とガイドさんが説明してくれるが、さっぱり区別がつかない。
足元をよくみると、花が咲いている。
これはナス科の花のようだ。
ヌーの大移動の川渡りで有名な、マラ川の支流が流れている。水遊びをしたいところだが、川辺に近づくと危険だと言われた。
日も傾き始めたので帰途についた。またキリンがさよならのご挨拶に出てきた。
セレンゲティの二日目の夜もまた、セレンゲティというブランドのビールを飲んだ。ビールは日本と同じくらいの値段だ。
アフリカ水牛の大群 [ケニア・タンザニア]
2011年1月26日(水)
セレンゲティで2回目の朝を迎えた。午後にはセレンゲティを離れる予定。
朝早く、荷物をまとめて、朝食をすませて出発。まだ日の出前。
しばらくすると、地平線にはてしない黒い直線が見えてきた。あれはなんだろう。
近づいてみると、アフリカ水牛だった。
アフリカ水牛はどこでもよく見かけるが、こんなに大群は、はじめてだ。角のくるりんとしたのが愛嬌がある。
ご近所の奥様のような顔をしている。
背中に小鳥が停まっている。
こちらを見て警戒している。
果てしなく続く行列。
生まれたばかりのような子どももいる。角がない。
親子で似ていますね。
さて、車はセレンゲティの南に向かってまっしぐら。巨岩のある地区をぬって走る。岩は、火山の噴火で飛ばされてきたというが、こんなに大きな岩が飛ぶんだろうか。
木登りライオン [ケニア・タンザニア]
タンザニアのセレンゲティ国立公園で、ライオンが木に登っているのを見た。
逆光で、遠くだったので、映像が不鮮明だ。
メスライオンは全身が見えるのだが、オスライオンは木の間から顔だけを覗かせていて、ちょっと間が抜けた感じ。とても王者には見えない。
と、メスライオンが立ち上がった。
向きを変えた。
次はどうすんの? 固唾を呑んで眺めていたら、抱っこちゃん状態に。これまた、間が抜けたかっこう。
あ、お昼寝ですか。
王者といっても、だれも見ていないときは、こんなもの。人間もおんなじだ。
さて、セレンゲティの南に行くにつれ、ヌーの行列が切れ目無く見えるようになった。
走っている。
ちょっと広いところでは休憩している。いつもシマウマと一緒だ。
シマウマは目がよくて、ヌーは鼻がきくので、お互いに、協力し合って行動するそうだ。
あるところでは、列になって歩く。
ここでは休憩。
生まれたばかりの子ども連れのヌーも走っている。木の向こう側にもヌーが走っているのだが、砂埃でよくみえないほどだ。
林の中をヌーとシマウマがいくつかの列をなして走る。イヤ、休んでいる? もう大混乱。この辺は見通しが悪いからねぇ。
広いところではちゃんと列を作っています。どこまで続くんだろう。
ここでは猛スピードで砂煙。
えんえんとどこまでも続くヌーの行列。猪突猛進とはいのししだけかと思っていたが、ヌーも負けず劣らず猛進だ。
だが、ヌーの場合は行き先はわかっている。1年のサイクルで、草を求めてセレンゲティとマサイマラを環状にぐるっと廻って移動している。どうして場所がわかるのだろう。
サファリカーもヌーの行列の行き先を求めて突進する。