カバが怒った [ケニア・タンザニア]
2011年1月25日(火)
セレンゲティ国立公園で朝を迎えた。
まだ日が昇らない6時半に、朝食弁当を持って、サファリ出発。
ブチハイエナはもう出動。なんて働き者なんだ!
木々の間の地平線から太陽が顔を出してきた。
ヒョウが2頭いる。
ヒョウは木の上で生活し、夜、狩をするのだが、この2頭は、まだえさにありつけなかったのだろうか。
1頭が歩き始めた。きっと子どもたちの食べ物を確保するまで、狩をするのだろう。
日が昇って間もないというのに、もうゾウの群れが出動している。生まれたばかりの子ゾウも耳を広げて歩いている。
だんだん日が差してきた。インパラの子どもは元気に跳びはねている。角が小さくてかわいい。
カバのいる池のことをヒッポプールと呼んでいる。セレンゲティにはいくつかのヒッポプールがある。そのうちのひとつに到着した。ここでお弁当の朝食だ。
カバは夜行性だが、朝早いせいか、池から出ているカバもいる。
ぷるぷるに太っていて足が短い。なんだかユーモラスだ。
水に戻ろうとするカバ。
だが、降りどころが悪かったと見えて、池にいたカバにぶつかったようだ。
ものすごい剣幕で怒られている。
カバは外見に似合わず、大変獰猛な動物で、ワニについで危険なんだそうだ。特に、陸にいるカバと水場の間にいるものは、必ず攻撃するらしい。あぶないあぶない。こんな口で噛まれたらひとたまりもない。
ヒッポプールで朝食の後は、のんびりサファリ。
キリンの親子が、大きな岩のそばで、朝食中だった。小さい子どもはまだ体の色もうすくて、きっと生まれたばかりなんだろう。
セレンゲティは広いので、のんびりした印象を受ける。
ゾウの水飲み場 [ケニア・タンザニア]
タンザニアのセレンゲティは、朝。
ゾウが水平線を行進している。
子どももいる。今年、生まれたばかりだろう。
道路を、よちよちと歩く子ゾウは、赤ちゃんっぽい歩き方が、本当にかわいい。
全員が道路を横断。
ひときわ大きいゾウはお母さん。そのほかのゾウはどういう関係だろう。
どんどん歩いていく。どこへ行くのだろう、とみていたら、池にきた。
そうか。朝食の後の水を求めてきたんだ。水のある場所もよく知っているようだ。
「おいし~~~い」
子ゾウは水まで鼻が届くかな。
ずっと水を飲み続けている。そんなに飲んだら池の水がなくなってしまうよ~。
子ゾウもがんばる。
一番小さいのは、お母さんの足の間だ。だけど、水まで鼻が届いてないねぇ。
平和な朝のセレンゲティでした。
セレンゲティの素晴らしいロッジ [ケニア・タンザニア]
タンザニアのセンレンゲティ国立公園のど真ん中で、お昼になった。
泊まっているロッジが遠いので、もともと宿泊予定だったセロネラワイルドロッジで昼食をとることになった。
某国要人が昨晩、泊まったであろう、ロッジだ。おかげで、私たちは、セレンゲティのはずれのロッジに泊まったのだ。
セロネラワイルドロッジは巨岩を建物に取り入れている建物が素晴らしい。見晴台への通路はこんな感じ。
見晴台から眺める。岩と建物と大平原のバランスがいい。
食堂への通路も巨岩の間をぬっていく。
食堂を見下ろす。右は自然の岩。
さて、昼食後は、のんびりとサファリをしながら、北のはずれのロッジに戻る。お昼寝タイムだ。動物と同じ生活リズムになってきた。
キリンの親子がいる。
キリンは背が高いので、目立つ。下の写真にはキリンが8頭もいる。
こういう光景にもあまり驚かなくなった。
さて、遠い遠いロッジに着いた。ロボワイルドライフロッジだ。
昨日の夜遅く到着し、今朝は暗いうちに出かけてしまったので、ロッジの全容がわからなかったのだが、お昼の今、見ると、ここもなかなか素晴らしい。
岩をうまく取り入れている。岩の上に渡り廊下を作って、食堂や部屋をつないでいる。
きれいな色のトカゲが出迎えてくれた。思わずお財布を作りたくなったけど。
見晴台へいく途中にある木。根っこがおもしろかったので。
見晴台からアフリカ水牛やインパラかグランドガゼルらしいのが見える。
なかなかいいじゃん。セレンゲティの北のはずれだけど、マイサイマラに近いのだ。なんとなくマサイマラの景色に似て、緑が濃い。
だが、今の時期は、ヌーやシマウマの大群は、セレンゲティの南にいるので、ここはやっぱり肉食獣の過疎地だ。草食系は今、快適かもしれない。
これは部屋からの景色。緑が濃くて素晴らしい。
さて、この景色を見ながら、少しお昼寝。本当に3食昼寝つきのツアーなのだ。