木登りライオン [ケニア・タンザニア]
タンザニアのセレンゲティ国立公園で、ライオンが木に登っているのを見た。
逆光で、遠くだったので、映像が不鮮明だ。
メスライオンは全身が見えるのだが、オスライオンは木の間から顔だけを覗かせていて、ちょっと間が抜けた感じ。とても王者には見えない。
と、メスライオンが立ち上がった。
向きを変えた。
次はどうすんの? 固唾を呑んで眺めていたら、抱っこちゃん状態に。これまた、間が抜けたかっこう。
あ、お昼寝ですか。
王者といっても、だれも見ていないときは、こんなもの。人間もおんなじだ。
さて、セレンゲティの南に行くにつれ、ヌーの行列が切れ目無く見えるようになった。
走っている。
ちょっと広いところでは休憩している。いつもシマウマと一緒だ。
シマウマは目がよくて、ヌーは鼻がきくので、お互いに、協力し合って行動するそうだ。
あるところでは、列になって歩く。
ここでは休憩。
生まれたばかりの子ども連れのヌーも走っている。木の向こう側にもヌーが走っているのだが、砂埃でよくみえないほどだ。
林の中をヌーとシマウマがいくつかの列をなして走る。イヤ、休んでいる? もう大混乱。この辺は見通しが悪いからねぇ。
広いところではちゃんと列を作っています。どこまで続くんだろう。
ここでは猛スピードで砂煙。
えんえんとどこまでも続くヌーの行列。猪突猛進とはいのししだけかと思っていたが、ヌーも負けず劣らず猛進だ。
だが、ヌーの場合は行き先はわかっている。1年のサイクルで、草を求めてセレンゲティとマサイマラを環状にぐるっと廻って移動している。どうして場所がわかるのだろう。
サファリカーもヌーの行列の行き先を求めて突進する。
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