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トレ・チーメの絶壁を登る人をランガルム小屋から目撃 [チロル・ドロミテ]

トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(ラヴァレードの3峰)を1周する10kmのハイキングは、4分の3ほどをこなした。
青空が見えてきて、トレ・チーメがくっきり。
青空をみるのは、本当に久しぶりの気がする。
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ハイキング用の道はよく整備されていて、そんなに起伏もなく、だれでも歩けるところだ。
だが、その中で、このあたりが最もぼこぼこして登ったり下ったりしている。
左側にトレ・チーメ3峰を見ながら進む。
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ランガルム小屋に到着。
ここは、農家経営の山小屋で、牛乳やヨーグルトがおいしいとのことだった。
だが、まわりの景色がどうなっているのか、探検したい気分が優先する。
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来た道を振り返るとはるか遠くに、お昼を食べた赤い屋根のロカテッリ小屋が見える。
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ランガルム小屋からのトレ・チーメは近くになったためか、一段と迫力がある。
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ぼんやりとトレ・チーメを眺めていると、絶壁を登る人がいるというので、またしても大騒ぎが始まった。
こういうとき、カメラのレンズは望遠鏡がわりになる。
で、写真も1枚。虫のように小さく見えるのが人間。
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こういう恐ろしい楽しみ方をする人たちもいれば、半袖、半ズボンの、お散歩姿で、道を行く人たちもいる。
お天気が回復してきたので、歩く人たちを時折見かけるようになった。
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ランガルム小屋の裏手に回ってみる。

木のテーブルと椅子があって、トレ・チーメとは反対側の景色を眺めながらゆったりと休めるようになっている。
ここにきて、なぜ、木の柵が小屋のまわりを取り囲んでいるのか、わかった。
柵の向こうは、断崖絶壁なのだ。
足を少しでも滑らせると、奈落の底に落ちていく。
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柵の近くに行っただけでも、滑り落ちそうな気がしたので、その手前で、花を前景に、山の記念写真を撮った。
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次は、紫の花を前景に山の記念写真。
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さて、休憩ののち、また歩き始める。
はるか向こうに、お昼休憩のロカッテリ小屋がみえるのだけど。
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 ちょっと望遠側でみてみよう。
赤い色が、ロカテッリ小屋。
陽があたるところと、あたらないところで、風景の印象ががらっと変わる。
なんだかオズの魔法使いにでも出てきそうな風景だ。
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足元は、花が満開。この紫は今までに見なかった種類だ。
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後ろから若者軍団がすごいスピードで近づいてくる。
半袖、半ズボンで、このスピードだと、10kmの1周コースも1時間余りで征服できるだろう。
青空が見えてきたので、訓練スタート、といったところか。
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だが、この道も、一歩踏み外すと、ブラックホールみたいな、崖に吸い込まれてしまうから、要注意だ。
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遠くの山がぎざぎざなので、思いっきり望遠で、記念写真を撮る。
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遠くにミズリーナ湖が見えてきた。
ハイキングももう終わりに近い。
写真の右側に小さく写っているのが、ミズリーナ湖。
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ミズリーナ湖を、望遠で撮っておこう。
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ドロミテアカバナキンバイが、ちょうど見ごろだ。
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トレ・チーメからミズリーナ湖へ [チロル・ドロミテ]

トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードの1周10kmのハイキングもいよいよ終わりだ。
もう少しで、バスが待っている駐車場、というあたりで、また、一行のスピードがにぶり、撮影会状態になる。
谷をはさんだ、向こう側の山が、いろいろな様相をみせてくれて、いつまでも眺めていたい気分だ。
これは右のほう。
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左側。山裾の、石灰岩と、草の緑が入り混じって、しましまになっているのがみえる。
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うんと右側。
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といった具合に、写真を撮っている間、ガイドのシモーネさんも景色を見ながら、我々を待っている。
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山の景色だけでなく、足元も花が満開だから、カメラは忙しい。
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歩いている側の山もドロミテらしい風景だ。
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ミズリーナ湖が少し近くになった。
写真右側がミズリーナ湖。
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ついでにミズリーナ湖を左に置いて記念写真。
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望遠でもミズリーナ湖を撮っておこう。
もう手前にあるはずの小さな湖はみえない。
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駐車場のそばの叢も花が満開なのでトレ・チーメ最後の記念写真を。
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バスに乗ってトレ・チーメを後にするが、まだまだ絶景は続く。
バスから、荒々しい山肌を記念に撮ったり・・・・。
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下り坂をバスがくねくねと曲がるたびに景色が一変するので、それを撮ったり、忙しい。
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なだらかな道になってくると、山はもう、身近な山ではなくなり、風景の中の山におさまっていく。
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青空でよかった~。
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山の上から、ミズリーナ湖の手前に見えていた小さな湖に沿って走る。
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ここの眺めもなかなかいいが、バスは走り過ぎていく。
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そしてとうとう、ミズリーナ湖までやってきた。
朝、トレ・チーメに行く途中で立ち寄ったときは、曇天で、くら~い印象だったが、青空が見えているおかげで、観光地らしく変身している。
朝、見えなかった山々が見えているのがうれしい。
まず目に付くのが、この三角の山だが、ミズリーナ湖のよくある写真は、この眺めではない。
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バスを降りて、一行は、日本人びいきのおじさんがいるというレストランで小休憩に出かけた。
テラスからは、湖面と山を楽しめるだろう。
だが、Adaは、休むわけにはいかない。
パソコンの背景画面として、何年かおなじみだった写真の撮影ポイントをさがしたい。

左側に見える、黄色っぽい建物とその奥にみえる山が、よくある写真の主役であるはずだ。
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湖面のすぐ近くまで行ってみる。
ん~~、大分イメージに近づいた。
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ミズリーナ湖 [チロル・ドロミテ]

トレ・チーメからの帰りに寄ったミズリーナ湖で、とりあえずの絶景はこれ。
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湖の反対側の山も雪が残っていて、なかなかいい景色だ。
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ここで、はたと気が付いた。
湖の両端に、そっくりの建物があり、その背景はどちらもドロミテらしい山がそびえている。
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とすると、今Adaが立っているところを撮る地点が、ミズリーナ湖の撮影ポイントになるのではないか。
ということは、、今いるところとは、反対側の湖畔にいけばいいのだ。
だが、そこまでいく時間はないだろう。

というわけで、パソコン背景画面にあったミズリーナ湖の写真を再現することはあきらめざるを得なかった。
もうひとつは、雪が少なすぎるし、今の時間は、逆光になる。

では、できるかぎりのきれいな風景写真を撮ろう。
少しずつ、湖をまわって、撮影していく。まず真正面の全体。
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そして左側。車がいっぱい止まっているところのレストランのテラスにツアー仲間はいるはずだ。
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次にうんと右側。
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だけど、どの風景も決めてに欠ける。
もう一度、奥の建物と、山はどうよ。
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これでもだめなら、山だけを望遠にしてどうだろう。
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三角の山も望遠にして。
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ついでに左の風景も。
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もっともっと左にカメラを向けて。
歩いてきた湖畔の道だ。
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湖をぐるりと回り込んできたので、少しはましな風景になるかも。
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だが、やっぱり本命は、こちら側の黄色い建物とその後ろの山なんだろう。
逆光だし、建物が近すぎてうまくいかない。
そうかぁ、朝、ミズリーナ湖に寄ったときは、雨模様でよくわからなかったけど、向こう側の黄色い建物の前にバスが止まったので、晴れていたら、朝陽をあびて、こちら側の景色が輝いていたはずなのだ。
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写真を撮るときは、撮影時間が重要ですね。
で、本日の決まりは、これ。
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ミズリーナ湖での小休止は終わり、再びバスに乗り、昨晩泊まったコルチナ・ダンペッツォのホテルをめざした。

途中の景色は素晴らしかった。
牛が草を食んでいる。
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バスはどんどん下っていくのだが、山はまだまだするどい姿で屹立している。
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トレ・チーメの異様な姿は、まったく影もみせない。
山らしい山が並んでいる。
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山の形が次々と変わっていく。
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もうかなり町の近くまで下りてきた。
遅い午後の光があふれている。
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