SSブログ
チロル・ドロミテ ブログトップ
前の3件 | -

カタールのドーハ空港 [チロル・ドロミテ]

オーストリーのチロルからイタリアのドロミテにかけて、12日間の旅に出かけた。
ツアーにのっかった、お手軽旅行だ。

成田を深夜に発つ。
トランジットで、カタールに着いたのは、同じく深夜。
飛行機に乗っている間、ずっと夜だったわけだ。
窓側の席がとれなくて残念だったが、窓側だったとしてもなにもみえなかったと思う。
でもカタールの夜景は見えたはずだ。
以前、ここに来たときは、なんと雨が降っていたのだった。
今回は、晴れていた。

IMG_5435ssw.jpg

雨の降らない確率は、365分の362だから、99%。
ほとんどの日は晴れているのだ。

さて、カタールのドーハ空港は、新しい建物になって、大きく、きれいになっていた。

空港中央に、とてつもなく大きい黄色のクマのぬいぐるみがあった。

IMG_5438sw.jpg

なぜ、こんなに大きなものを置くのだろうか、と思ったが、ミュンヘン行の飛行機を何時間も待っているうちに、ぬいぐるみのありがたみがよくわかった。
よく目立つので、あちこち歩き回っても迷子にならないですむ。
「クマの右手方向の通路すぐのところにデーツを打っているお店がある」
といった具合。

深夜のはずだが、お店は開いているし、飛行機でたっぷり眠ったので、空港の中を歩き回った。
飛行機の座席の隣が、たまたま空席だったので、横になって寝てきたのだった。
これはずいぶん楽だ。

これは、本屋。

IMG_5441sw.jpg

アラビア文字と薄着の女性が載っている雑誌は、違和感がある。

こちらは、子供の遊び場。

IMG_5443sw.jpg

ロボットの家みたいな造りが、いかにも現代風。

パソコンコーナーは、無料らしいが、全部ふさがっていて、近づけない。
スマホをつなげて充電している雰囲気もある。

IMG_5445sw.jpg

こちらは、女性用の休憩室かな。
入ってみる勇気は出なかったけど、きっとVIP向けだろうね。

IMG_5447sw.jpg

こちらは女性用のお祈りの部屋かしら。

IMG_5449sw.jpg


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

リッチなドーハを垣間見る [チロル・ドロミテ]

カタールからミュンヘンまで、6時間ほど、窓際の座席に座れた。
ちょうど、朝。

飛行機が飛び立つと、カタールのビル街が、よく見える。
ビルの重さで地面が海中に沈んでしまうのではないかと思うほど、びっしりとビルが並んでいる。
マンハッタンよりビルが密集しているように見える。

IMG_5456sw.jpg

ビル街から少し離れたところまでくると、今度はリゾート地のような趣の高層ビルが円形に何棟か、建てられている。
海岸線は幾何学模様だ。
なぜ、縁飾りのような海岸線を造ったんだろう。
陸側には、家が建っている。
白い砂浜のように見えるのはなんだろう。
このあたりは、もともと砂漠なのだ。

IMG_5457sw.jpg

アラビア半島の東側にあるカタールは、日本でもワールドサッカーの試合で有名な国だ。
”ドーハの悲劇”という言葉もあるらしい。
サッカーのロスタイムにキーパーのすきをねらってチョロンとボールがゴールに転がり込み、点を入れられたのを、テレビでみたことがある。 
砂漠の国で、サッカーなどどこでどうやってやるのだろうと思っていたのだけど、これだけの人工的な町を作り上げる財力があれば、なんだってできそうだ。 

カタールの人口の80%にあたる40万人以上が、眼下に広がる首都ドーハに集中しているそうだ。

高層住宅の真ん中は海につながる真ん丸の湾になっていて、船らしきものがある。
空調で管理された快適な住まいで、ヨットを持ち、サッカーに興じるカタールの人たち、いいなぁ。
いちど、行ってみたいものだ。

IMG_5458sw.jpg

カタール上空を過ぎると、荒れた山々がみえる。

IMG_5484sw.jpg

細長く川のようにみえる湖がある。
緑の木もはえているようだ。砂漠地帯はぬけたのかな。

IMG_5499sw.jpg

ドーハからミュンヘンまでは、ヨーロッパアルプスが見えるのではないかと期待していたが、雲に隠れてみえなかった。
雲が少し切れてきたかと思うと、もう、ミュンヘンの近くまで来ていたのだった。

IMG_5502sw.jpg

整然と耕された畑が見える。

IMG_5503sw.jpg

大きな川や、森、町らしきものが見えてきて、もう南ドイツの豊かな大地が広がっていた。

IMG_5508sw.jpg

ミュンヘンの郊外。

IMG_5512sw.jpg

まもなくミュンヘン着陸。

IMG_5515sw.jpg


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ドイツのアウトバーンを走る [チロル・ドロミテ]

ミュンヘンのフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港にはお昼頃、到着した。
この空港の名前は、1992年建設当時のバイエルン州の首相の名前だとか。
てっきりハプスブルグ家のフランツ・ヨーゼフかと思っていた。
フランツ・ヨーゼフというのは、ドイツ圏の男性の名前なんだそうな。
ハイドンもフランツ・ヨーゼフ・ハイドンだ。
日本では、人の名前を空港の正式名称にするというのは、考えられませんネ。
だから、通称のミュンヘン国際空港と呼んでいる。

ミュンヘンがEUの入口になるので、入国審査を受けたのだが、1時間以上待たされた。
空港はものすごい人で埋まっているというのに、ゲートを開けないで、たった2つだけのゲートで処理している。
あきらかにイスラムとみえる人の場合、えんえんと審査をするので、列がちっとも進まない。
アラビア半島のドーハから乗り込んだ人たちはイスラムが多いのだ。
人で混雑しているので、並んでいる列自体がどうなっているのか、よくわからない。
あとからやってきた人たちが、どんどん割り込んでくる。
こういう混乱した入国審査は、はじめての経験だ。
ドイツは、なんという国なんだ。
だが、混乱しているのは、審査を受ける外国人だけで、審査を担当するドイツ人は、しっかりと、お昼をとり、事務も整然とやっているんだろうね。それに、ドイツ住民は、自動顔認証システムで、あっというまに別のゲートから入国していく。

ところで、顔認証システムは、はじめて見た。日本ではみたことがない。もう、20年も前からこの種の自動認証の研究は続けられているが、実用となると難しいのだろうと思っていた。トライアンドエラーの伴う実用化は、日本では国民感情の厳格性が災いするせいか、なかなか進まないようだ。

さて、ミュンヘンからインスブルックまでは、バス。
ミュンヘンには、以前、1泊だけしたことがある。
ヴァイカースハイムでオーケストラのワークショップに参加した帰りにザルツブルグをまわって、最後にミュンヘンから帰国したのだった。ザルツブルグから電車でミュンヘンまで来て、すぐに、国立劇場でバレー「眠りの森の美女」を見に行き、翌日朝には、飛行機に乗ったので、市内はぜんぜん見なかった。
だが、今回もバスで通り過ぎるだけ。せめて、車窓からよくみておこう。

長い長い建物に、おもしろい壁絵をみつけた。猛スピードで走るバスから遠くを望遠側で撮ったので、ボヤボヤだけど、星座に関係しているようだから天文学の学校なんだろうか。

IMG_4216s.jpg

この奇抜な外壁塗装は、しゃれている。

IMG_4217s.jpg

などと、町を楽しんでいたが、バスはあっというまに、田園地帯へと走っていった。
ドイツのアウトバーンというと猛スピードで走るBMWやVWを思い浮かべるけど、日本の東名と同じような感じだ。だが、走っている車が違う、ワ~、外車ばかりだ~スゴ~イ。たまにNISSANやTOYOTAが走っている。

IMG_4221s.jpg

電車が見えたけど、単線だ~。

IMG_4223s.jpg

バスはどんどん南下して、山の中を走る。
途中。通り過ぎる小さな町では、家の壁に描かれた絵がおもしろい。

IMG_4224s.jpg

本当の窓のまわりに窓枠を描いているので、窓がいきいきしている。

IMG_4225s.jpg

ここも窓枠を描いている。

IMG_4226s.jpg

ここは教会の一部のようだった。

IMG_4227s.jpg

ちょっと大きな町を通り過ぎた。大きな建物も壁絵で飾っている。

IMG_4228s.jpg

これはホテルかしらん? 窓枠を描きならべている。

IMG_4229s.jpg

バスはいよいよ人里離れた道に入る。だが、道路がいいので、100km以上のスピードで走っている。
山がとげとげしてきて、いい感じ。

IMG_4232sw.jpg

山はいいけど、電線はドイツでもこんな具合にどこでもあるのね。

IMG_4235s.jpg


nice!(3)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
前の3件 | - チロル・ドロミテ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。