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雨と霧のホーエムート展望台 [チロル・ドロミテ]

朝、起きるとすぐに空をながめてが~っかり。
山はすっぽりと雲に覆われていて、雨が降る寸前だった。
それでも、オーバーグルグルのロープウェイ乗り場まで、バスで行き、そこからロープウェイに乗った。
行先は、標高2670mのホーエムート展望台。
まわりの3000m級の山々が一望のもと、見渡せるというところだ。IMG_4418s.jpg

だが、ロープウェイが少し上がっただけで、あたりは、霧に包まれていく。IMG_4419s.jpg

間もなく、な~んにも見えなくなってしまった。
ロープウェイが到着したというが、どこに着いたのかもさっぱりわからない。
多分、分厚い雨雲の真中に到着したのだ。
ロープウェイにつながっている山小屋に入る。
屋内では、まわりが見えたので、少しほっとする。
ムートンの座布団に、木の椅子、木の壁が素晴らしくて、ちょっと癒される。IMG_4422s.jpg

山小屋のテラスもテーブルや椅子がしっかりした木でできていて素晴らしい。
外が見えるように、透明な屋根までついているではないか。
だが、外はなんにも見えない。IMG_4423s.jpg

この山小屋はスキー客向けの造りになっているようだ。
オーバーグルグルは、上質の雪でも有名らしい。
雪山を見ながら青空の中で滑るとどんなにか気持ちいいだろう。
いや、青空だったらハイキングでも気持ちいい。

山小屋の居心地の良さにすっかりくつろいでいたのだが、ハイキングの予定がある。
こんなお天気でハイキングだなんて、旅程に拘束されている私たちくらいだ。
意を決して、5kmの山下りに向かおう。

雨は降ったり止んだり。
既にかなりの降水があったとみえて、草やお花はびしょびしょ。IMG_4440s.jpg

水滴でぐっしょりとなったお花畑を見ることなんて、そうないんじゃないの~。IMG_4443s.jpg

さすがのデビルズクローも、水滴と戦うために爪を曲げてしまっている。IMG_4424s.jpg

こちらのデビルズクローは水滴を持ち上げている。
こういう見慣れない姿もいいもんだ。IMG_4433s.jpg

小さいということは、雨からも身を守るようで、平常の姿で頑張っている。
これはナンダロ~。
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センペルビブム(ベンケイソウ科 クモノスバンダイソウ属)かなぁ。
このような多肉質の植物は雨でもへいちゃらのようだ。
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赤いので目だつせいか、あちこちに咲いている。IMG_4438s.jpg

ここにも。
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岩に張り付いているのをよく見かける。IMG_4476s.jpg

これは似ているけど、新種だわ。初めてお目にかかる。
名前はわからない。
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ウメバチソウかなぁ。
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白い花の群落。
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近づいてみると、マンテマだった。
シロバナマンテマ ナデシコ科 マンテマ属 かなぁ。IMG_4461s.jpg

もっと近づいてみると、ぐしょぬれで、頑張っていた。IMG_4463s.jpg

あら、これは勿忘草。
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サギゴケみたい。小さくてかわいい花だ。IMG_4465s.jpg

近づいてみると、やっぱりびしょびしょだった。
サギゴケだったら地面に張り付いているはずだけど、ナンダロウ。IMG_4469s.jpg

ポテンティラ・アウレア(バラ科)かなぁ。
下を向いて、生殖器官を雨から保護している。なんてかしこい花なんだ。IMG_4468s.jpg

この花ね、元気なのよ。
リナントゥス・グラキアリス(ゴマノハグサ科:花弁唇形)IMG_4472s.jpg

花の終わった後の抜け殻が、すっぽりと水滴に包まれていて、異様な美しさを発揮していた。IMG_4473s.jpg

山は花盛り。
雨で雄大な景色はまったくみえないのだが、花の一番輝いている季節に訪れたのは、幸いだった。
だいたい、花は、晴天より曇天のほうが色写りがいいものだ。IMG_4475s.jpg

視界は数十メートル。
遠くに見えるのは、キルシウム・スピノシシムヌ(キク科)かな。
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雨のお花畑にマーモットがいた [チロル・ドロミテ]

2563mのホーエムート展望台から1930mのオーバーグルグルの村まで下山することになっている。
といってもまわりは霧でなにも見えないので、近くのお花を見ながらゆっくり歩く。

遠くにアルペンローゼが咲いている。IMG_4480s.jpg

歩いているのは、我がグループだけ。
カメラを抱えて、花を撮りながら歩いているので、いつも最後尾近い。
先を行っている人たちの姿は霧に消えていく。IMG_4484s.jpg

それでも、大自然の空気を吸っているすがすがしさを感じる。IMG_4482s.jpg

今度は、青い花の群落が見える。IMG_4483s.jpg

フウロソウだ。
ゲラニウム・シルヴァティクム[Geranium sylvaticum](フウロソウ科:花弁5){ゼラニウム}
そうか、ゼラニウムの仲間なんだ。
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ダクティロザリ・マクラタ[Dactylorhiza maculata](ラン科:花弁唇形3)ウズラバハクサンチドリかな。
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ハクサンチドリってこういうお花なんだ。IMG_4491s.jpg

これはナンダロー。
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前を行く人たちが立ち止まってなにかを見ている。
なんだなんだ。
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オ~!!
マーモットが3匹、遊んでいる。
ネズミ目リス科。
ヨーロッパアルプスには猛獣はいないのかしら。クマとか、オオカミとか。
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どこにでもあるような黄色いお花だけど、こういうのは案外、名前を調べるのは難しい。オテアゲ。IMG_4501s.jpg

青い花はなんだろう。
勿忘草かな、遠くてわからない。IMG_4504s.jpg

お天気が悪くても、こういう大自然の妙を楽しめるのはシアワセ。IMG_4508s.jpg

元気な花、リナントゥス・グラキアリス(ゴマノハグサ科)IMG_4505s.jpg

その群落。
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お花畑が素晴らしい。
雨にもかかわらず、カメラを構えていたら、レンズフィルターに雨滴がついてしまった。
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白いお花畑。
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近づいてみると、
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ワタスゲが雨に打たれた姿かしら。
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バルトシア・アルピナ[Bartsia alpina](ゴマノハグサ科:花弁唇形){シオガマギク属}かなぁ?
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川が見えてきた。
雨がひどくなって、カメラはもう限界かも・・・・
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と思ったとき、少し先に、ぼんやりと小屋が見えてきた。
昼食をとることになっている山小屋に到着したのだ。
霧でまわりがよくみえなくて、突然、到着した、という感じ。
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なにはともあれ、お昼ご飯で休憩になるのはうれしい。IMG_4532s.jpg

昨日の山小屋での昼食と同じ、ダンプリングスープを注文した。
お団子は1コで、スープがた~っぷり。
屋内が温かいので、カメラのレンズが、曇ってしまったけど。
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チロルの馬と仲良くなった [チロル・ドロミテ]

山小屋で昼食を食べると、また元気が出てきた。
雨も止んで、少し明るくなったみたい。
犬連れのハイカーたちは、山小屋から出て歩き始めた。
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山小屋の前に何頭かの馬が草を食んでいる。
子供たちがさわってもおとなしくしている。
我がグループもみんな馬と遊び始めた。
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たてがみが白くて品のある顔をした馬だ。
放牧用の柵があるわけでもなくお行儀よく、人間の相手をしている。
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さて、出発だ。
ここまで400mほど下ってきたが、さらに300m下っていく。
まだここの標高は2000m以上だ。
山小屋に別れを告げる。
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標高が下がるにつれ明るくなり、山小屋にいた人たちが、外に出て散歩している。
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あら、自転車でここまでやってきたのかしら。
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下を向いている小さなピンクの花。初顔だわ。名前はわからない。
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ここのアルペンローゼは、まだ咲いている。
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私たちも歩き始めた。
先頭は、現地の山のガイドさん、次が名添乗員の大藪さん。
大藪さんは、究極の晴れ男とも言われていたそうだ。
少し、ハイキングらしい雰囲気が出てきた。
赤い花はアルペンローゼ。
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ちょっと険しい下りもある。
はるか遠くにオーバーグルグルの村がちらりとみえる。あと少し。
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雨はまだふったり止んだりしているが、視界がよくなってきた。
斜面のアルペンローゼをめでる余裕も出てきた。
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先頭のハイキングガイドさんも傘をさす余裕がでてきたのだろう。
今までは両手をあけて、なにかあったときに備えて注意深くしていたのだけど。
2番目を行く、究極の晴れ男は、寒い雨の中、とうとう7分丈のズボンで通した。
脛が出ているから、靴下はびしょ濡れにちがいない。
このあたりには詳しい方なんだけど、まさか、こんなお天気になるなんて思ってもいなかったよう。
私、Adaも最後まで、カメラを手に持ったままで歩きとおした。
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ロートモースの滝に到着。
ここからは、オーバーグルグルまで近いとのこと。
この滝は、ロートモース氷河から流れてきている。
晴れていれば、ロートモース氷河を眺めながら歩いていたはずなのだ。
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滝は、そのほかにもいくつもあった。
多分、氷河や雪が解けだす最盛期なのだ。
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こちらにも滝というか、川が何本か流れている。
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リグスティクム・ムテルリナ[Ligusticum mutellina](セリ科:花弁5)マルバトウキ属かなぁ。
赤いセリ科の花としよう。
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フィテウマ・オバトゥム[Phyteuma ovatum](キキョウ科:花弁多)かしら?
ハエがとまってしまって、いい気分じゃないので、トリミングしたら、巨大な花になってしまったけど、可愛い花だった。
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山の上のほうでも咲いていた、リナントゥス・グラキアリス(ゴマノハグサ科)。
カンパニュラも元気。
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村が近くなるとやっぱりセリ科の植物が多くなる。
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オーバグルグルの村がもうすぐそこ。
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