SSブログ

皇帝ウミウとアシカとアジサシ [パタゴニア]

ビーグル水道のクルージング船は、無人島で観光のための停泊をし、丘からの景色を楽しんだのち、再び、走り始めた。
次のビューポイントは、皇帝ウミウのコロニーとアシカのコロニー。

岩ばかりの小さな島に皇帝うみうは、住んでいた。 
皇帝ウミウは、ペンギンにそっくりだが、飛ぶことができる。

写真右下の首が灰色の鳥は、カモメ。
海といえば、カモメだが、ここではカモメは少数派だ。 

IMG_1369wp.jpg

小さな島は皇帝ウミウで埋め尽くされていた。
大きな声でがーがーとどなりたてていて、そのかしましいこと。

IMG_1405wp.jpg

こちらにも。 

IMG_1413wp.jpg

岩の小島の海岸に近い下のほうには、アシカがごろごろと寝そべっている。

IMG_1360wp.jpg

こちらの島は、アシカがいい場所を占領している。
まわりに皇帝ウミウとカモメがいる。
アシカは目をつぶって寝ているようにみえる。だいたい、どこに目がついているのかさえ、よくわからない。とても静かだ。

IMG_1372wp.jpg

ここもアシカがごろごろ。
午後3時を過ぎた時間なので、もうおなか満腹なんだろうか。
惰眠をむさぼっている様子はあんまり可愛くない。
生き物の中で、なめくじは、みただけで卒倒しそうになるほど嫌いだけど、ここのアシカをみていると、巨大ななめくじをみているような気分になってきた。

IMG_1381swp.jpg

気を取り直して、可愛いアシカを大写しにしよう。
小さいアシカは、人間の子どもと同じで、好奇心いっぱいに動いたりきょろきょろしたりしている。
アシカとアザラシの違いの大きな点として、アシカは前足を使って前進するそうだ。
アシカの子どもの姿勢を見ると、前足で体を支えているので、アザラシではないことがわかる。

IMG_1430wp.jpg

船は皇帝ウミウやアシカのコロニーの島のそばで、漂ったのち、また次の島に向かう。
次はなんだろう? 説明もなにもないので、みてみないとわからない。
白い鳥がいっぱいいる。

IMG_1434wp.jpg

これはアジサシだということが、後でわかった。
カモメ科のアジサシ属だから、カモメでもいいわけだ。

岩の小島で羽を休めているアジサシは、なぜか、みんな同じ方向を向いている。 

IMG_1436wp.jpg

ここのアジサシも同じ方向を向いている。
その方向にどういう意味があるのだろうか。
整然と並んで小島を占領しているアジサシ。体育会系とみえる。

IMG_1440wp.jpg

船はそろそと小島に近づく。
と、そのとき白い制服の整列があっというまに乱れ、アジサシは一斉に飛び立った。

わ~~~~~~~、ど~した~~~? 

IMG_1442wp.jpg


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

アジサシの乱舞と岩ウミウの巣作り [パタゴニア]

アジサシが一斉に舞い上がる。
いままでにも、数羽のアジサシは空を飛んでいたのに、なにをきっかけに一斉に飛んだんだろう。 
船が近づいたのを危険と認識してリーダーが合図を出したんだろうか。

IMG_1442w2p.jpg

どこへ飛んでいくんだろう。

IMG_1448wp.jpg

どうやら遠くに飛んでいくつもりはないらしい。
空高く飛び回っている。
羽が白いので、空や海の色を背景に、とても見ごたえがある。 

IMG_1447wp.jpg

はじめにいた岩礁のまわりにまた戻りはじめた。 

IMG_1451wp.jpg

次は岩ウミウのコロニー見学が待っていた。
めずらしく観光船とすれ違ったところにある岩礁が、岩ウミウのコロニーだった。

IMG_1455wp.jpg

上の写真の岩礁の上部はこうなっている。

IMG_1465wp.jpg

岩の上のほうには、アジサシらしい鳥が飛んでいる。
岩ウミウは崖のところに巣を作っている。

皇帝ウミウと岩ウミウの違いがそのときはよくわからなかったが、写真でみると、岩ウミウは首が黒い。
岩に海藻かなにかを敷き詰めて、平らにして巣にしている。

IMG_1464wp.jpg 

巣でペアになっている。
ひながいるような雰囲気だ。

IMG_1460w.JPG

この岩礁の岸辺で泳いでいた鳥は、ずんぐりむっくりで、ここの風景には似合わなかったが、きれいに撮れたので。
だいたい、水に浮かんでいる鳥はここではあまりみかけない。
ウミウもアジサシも陸地で休んでいる。

IMG_1468wp.jpg

さて、時のたつのを忘れて、大自然の営みを眺めているうちにに、もう帰る時刻になったらしくて、船はまた、灯台まで戻ってきた。
この灯台は、今では太陽エネルギーで発電しているそうだ。
ウシュアイアに入ってくる船のために、1919年にアルゼンチン軍によって建てられた。
この辺は、岩礁が多くて危険なので、赤と白で塗られてわかりやすくしている。

IMG_1474wp.jpg

クルージングも終わりなので、遠くに見えている山を思い切り望遠にして記念に撮る。
標高は高くないけど、3000m級の険しい山の雰囲気を持っている。高くても1500mほどらしい。 

IMG_1484wp.jpg

これも同じく記念写真。

IMG_1486wp.jpg

ウシュアイアの港まで戻ってくると、色鮮やかなコンテナ船が停泊していた。 

IMG_1501wp.jpg

船の中で、前の席に座っていた赤ちゃん連れのご家族の許可をもらって、記念写真を撮らせてもらった。

IMG_1504wp.jpg

夕方6時過ぎに、ウシュアイアに帰り着いた。
ウシュアイアの目印になる観光看板が青空に映えていた。

IMG_1506wp.jpg

 


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

朝焼けを映したエンセラーダ湾 [パタゴニア]

12月3日

ウシュアイアで2度目の朝を迎えた。
昨日の朝の空がきれいだったので、今日もきれいだろうと思うと、おちおち寝ていられない。
朝早く港が見下ろせる階段の踊り場まで行って、港をみるが、いかにも早すぎた。
出直し。

IMG_1516wp.jpg

1時間ほど眠ってしまったので、あわてて階段踊り場まで行くと、朝焼けショーはすでに始まっていた。
手前は、ビーグル水道のエンセラーダ湾、細い陸地は、空港のある半島につながっている。
その向こうは、ビーグル水道のウシュアイア湾。
手前のエンセラーダ湾が鏡のように空の雲を映している。
エンセラーダ湾は湖のようにみえるが、ビーグル水道に続く湾だそうである。
かなり奥まっているようで、出口はみえない。

IMG_1526wp.jpg

観光用のヨットが停まっているほうが、ウシュアイア湾。

IMG_1531wp.jpg

以下、30分間のできごとを撮った中からピックアップする。

IMG_1534wp.jpg

お日様が出てくるところが赤くなってきた。あと少し。

IMG_1537wp.jpg

日の出直前。

IMG_1540wp.jpg

日の出の瞬間。

IMG_1541wp.jpg

一気に明るくなる。

IMG_1542wp.jpg

手前のエンセラーダ湾に映った雲が本当にきれい。

IMG_1544wp.jpg

日の出完了。
この間、いっぱい写真を撮った。どれも同じような写真ばかりだが、刻一刻を刻んでいて、捨てられない。

IMG_1548wp.jpg

日の出完了後のエンセラーダ湾。

IMG_1550wp.jpg

 


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。