アジサシの乱舞と岩ウミウの巣作り [パタゴニア]
アジサシが一斉に舞い上がる。
いままでにも、数羽のアジサシは空を飛んでいたのに、なにをきっかけに一斉に飛んだんだろう。
船が近づいたのを危険と認識してリーダーが合図を出したんだろうか。
どこへ飛んでいくんだろう。
どうやら遠くに飛んでいくつもりはないらしい。
空高く飛び回っている。
羽が白いので、空や海の色を背景に、とても見ごたえがある。
はじめにいた岩礁のまわりにまた戻りはじめた。
次は岩ウミウのコロニー見学が待っていた。
めずらしく観光船とすれ違ったところにある岩礁が、岩ウミウのコロニーだった。
上の写真の岩礁の上部はこうなっている。
岩の上のほうには、アジサシらしい鳥が飛んでいる。
岩ウミウは崖のところに巣を作っている。
皇帝ウミウと岩ウミウの違いがそのときはよくわからなかったが、写真でみると、岩ウミウは首が黒い。
岩に海藻かなにかを敷き詰めて、平らにして巣にしている。
巣でペアになっている。
ひながいるような雰囲気だ。
この岩礁の岸辺で泳いでいた鳥は、ずんぐりむっくりで、ここの風景には似合わなかったが、きれいに撮れたので。
だいたい、水に浮かんでいる鳥はここではあまりみかけない。
ウミウもアジサシも陸地で休んでいる。
さて、時のたつのを忘れて、大自然の営みを眺めているうちにに、もう帰る時刻になったらしくて、船はまた、灯台まで戻ってきた。
この灯台は、今では太陽エネルギーで発電しているそうだ。
ウシュアイアに入ってくる船のために、1919年にアルゼンチン軍によって建てられた。
この辺は、岩礁が多くて危険なので、赤と白で塗られてわかりやすくしている。
クルージングも終わりなので、遠くに見えている山を思い切り望遠にして記念に撮る。
標高は高くないけど、3000m級の険しい山の雰囲気を持っている。高くても1500mほどらしい。
これも同じく記念写真。
ウシュアイアの港まで戻ってくると、色鮮やかなコンテナ船が停泊していた。
船の中で、前の席に座っていた赤ちゃん連れのご家族の許可をもらって、記念写真を撮らせてもらった。
夕方6時過ぎに、ウシュアイアに帰り着いた。
ウシュアイアの目印になる観光看板が青空に映えていた。
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