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ヴァイカースハイム城での夜はサロンオーケストラでダンスをいかが [ロマンティック街道]

ワークショップでは、ブルックナーの交響曲4番「ロマンティック」を練習するクラスのほかに、サロンオーケストラ音楽のクラスもあった。バルナバス・フォン・ゲッツィ楽団用に編曲し、その楽団がレパートリーとしていたサロンミュージックを勉強するクラスである。

2日目の夜、そのサロンオーケストラをみなさまにお聞かせする、というイベントがあった。ワークショップでの練習が終わった夜9時からはじまるという。さっそくかけつけた。

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 指揮とバイオリン独奏は、ボグスラフ・レヴァンドフスキさん、バンベルク交響楽団のバイオリン奏者だったそうだ。そのバイオリンが素晴らしい。

そのうち、だれかが踊り始めた。おや、Adaの前でバイオリンを弾いていたお二人だ。

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また一組加わった。Adaのとなりで面倒をみてくれている女性だ。なんとはだし。彼女はとても可愛くて愛嬌があるし明るい。ドイツの女性はこんなにふくよかで魅力にあふれているんだ!

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またもう一組加わった。お!今度はコンサートマスターとセカンドバイオリンのトップだ。お二人はご夫婦だとか。お二人ともプロのバイオリン奏者だ。

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さらにどんどん増えていき、フロアで写真もとれないほどになってしまった。70歳をゆうに超えていると思われるご夫婦も加わった。この方はAdaの後ろで弾いていた人だ。

聞いてみると、この類の音楽は、ドイツではみんな知っていて踊れるそうである。フォークダンス風に踊っている曲もある。Adaはどれも聞いたことがなかったけど。もちろんダンスはからきしだめ。ちょっと情けない。

1時間ほどで、サロンオーケストラは終わり。

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夜はこうして楽しむのね。

始まるとき、夜の9時でも明るかったが、外はすっかり夜の闇に閉ざされていた。お城がライトアップされている。

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さぁ、これからお城のケラーに行って、ヴァイツェンビールを飲もう。

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お城を後にしたときは、12時をまわっていた。


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ヴァイカースハイム城の庭園はウェディングドレスの花盛り [ロマンティック街道]

ワークショップ開催中、お昼と夕方には、食事のために宿舎に戻る。そのときに、ヴァイカースハイム城の広い庭園を通る。

あるとき庭園を通りかかると庭園がいつになくにぎやかだった。盛装の人たちがたくさん。

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ウェディングドレスを身にまとった新郎新婦がいたので、写真を撮らせてもらった。ロマンティック練習中に盛装の新郎新婦に出会うなんて、なんと幸運なんだ。

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子供たちにも風船のプレゼント。

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あら、このお兄さん、ピエロのお化粧! おとなの皆様はワイングラス片手。

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いいお天気でよかったわね~。

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男の子がカメラにおさまってくれた。

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女の子も。白いお洋服はやっぱりあこがれ。

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あら~、こちらにも花嫁さん。

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子供だけアップ。

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あら~、また花嫁だわ~。

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あら~、赤ちゃんを抱いている~。

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写真を撮らせていただいた。上のお子さんは、くたびれてご機嫌ななめなんだそう。

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幸せなご家庭を築かれますよう。

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成果発表の演奏会は温泉保養地のホールで [ロマンティック街道]

いよいよオーケストラワークショップ最後の日、4時から成果発表の演奏会である。

 二日間あまり、朝から夜の9時近くまでみっちりと練習したおかげで、曲全体の流れが大分わかるようになってきた。しかし、まだまだ弾き足りない。自分の体を音楽にゆだねて音楽を楽しむレベルにはまだまだだ。

1時に会場行きのバスが出発するが、遅れた人は置いていくとのこと。日本と大分違うなぁ。

曇り空の中、バスは田園地帯を走って、演奏会場のあるバートメルゲントハイムへ。

走るバスから手前の真っ赤なポピーが撮れたので、アップ。高速で走っているので、手前はぼけている。

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バートメルゲントハイムのバートとは温泉という意味らしい。ハプスブルク家の貴族のお気に入りだったバートイシュル、音楽家もよく保養に行ったというバーデンバーデン。

演奏会場のあるバートメルゲントハイムも保養地だ。ビュルツブルグからロマンティック街道を走るヨーロッパバスに乗ると、最初の停車駅がバートメルゲントハイム、次がヴァイカースハイムとなる。電車でヴァイカースハイムに来るときも、バートメルゲントハイムに停車した。

保養地にふさわしく、到着した場所には、”WILLKOMMEN IN BAD MERGENTHEIM 2011”とかたどった花壇があった。ようこそメルゲントハイム温泉へ2011といったところかしら。

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この反対側には、VILLAなんとかと書いてあるから宿泊施設のようだ。

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ここでバスを降りて、しばらく林の中を歩いたところに演奏会場があった。林の中なので、全容がつかめない。

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これが建物の一番左端。右側はどこまでいけば終わるのかわからないほど大きく長く平屋が続いている。

さっそくサロンオーケストラ組のリハーサルが始まった。横に長い会場は今まで日本ではみたことがない形だ。舞台が狭いように感じる。ここにブルックナーを演奏するフルオーケストラが入るのだろうか。

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 いよいよ本番開始、サロンオーケストラ組からだ。お客さんがびっしり入っていたので驚いた。温泉に滞在している人たちだろうか。

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Adaの出番の写真は、撮っていません。

舞台に全員乗るかどうか心配していたが、なんとか乗れた。だが、隣とぶつからないように注意しないと弾けないほどのぎゅう詰めだった。

Adaのクラスは、ブルックナーのロマンティックを演奏したのだが、もうひとつ演奏した。セルヒオ・カルディナスの作曲した《The Flower is a key,a rap for Mozart》。モーツアルトのためのラップ、花が鍵だとでも訳すのかな。

これがなんとラップミュージックだ。そう、音楽に合わせてしゃべるやつ。で、しゃべり専門の方もいたが、私たちオーケストラ団員も弾きながらしゃべる。"The flower is a key in founding beauty"とささやく。それだけでなく、足でどんと床を踏み鳴らす部分もある。最初は難しくてできなかったが、そのうちおもしろくなった。一番最後は、”モーツアルト”と叫んで、床をどん、でおしまい。モーツアルトとはどういう関係にあるんだろう。

しゃべり専門の方はもっといろいろとしゃべっていたが聞き取れない。でもなんだかかっこいい。打ち上げのとき、その方の写真を撮らせてもらった。かっこいいのですよ。

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お花を持っている方が、ラップミュージシャン。

帰りにたまたま出口で、この方とすれちがったので、また写真を撮らせてほしい、と頼むと、上機嫌で、ポーズしてくれた。その上、本番のときのように、サングラスをかけたほうがいいだろう、といって、サングラスまでかけてポーズしてくれた。なんてサービス精神旺盛なんだろう。感謝感謝。

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これでフルオーケストラをバックに、ラップをやったのですよ。かっこいいでしょ。

さて、次はおまけのはなし。

バスまで林の中を歩いていたとき、上を見上げると、白い花がいっぱい咲いていた。カメラを向けて、花を撮っていると、チェロをかかえたおじさまが、ひょいと枝を近くに引っ張って撮りやすいようにしてくれた。最後に、その枝を手折ってAdaにくれた。これはリンダという木で、ドイツではどこにでもある木なんだそうだ。この木の下で恋人同士が恋を語り合うのですって。

英語でしゃべってくれたのだが、大体、英語理解能力もほとんどないので、勝手にこういうはなしだろう、と想像した。嬉しかったので、手折ってくれた枝を宿舎まで持って帰って写真におさめた。

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大好きなバイオリン模様のバッグの上に置いたので、どっちが主役かわからなくなったけど。

リンダの木はこんな感じ。よ~くみるとクリーム色の花がついている。

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帰国後、リンダを調べた。が、わからない。聞き取りが悪かったのだろうか。

その後、本文を読んだ方から、リンダは菩提樹のことだと、教わった。シューベルトの冬の旅で歌われている、あの菩提樹なんだ。菩提樹ってどんな木だろう、と思っていたが、これなんだ。

泉に沿いて、繁る菩提樹~♪♪

もうひとつ、おまけのおはなし。

さすが、ドイツの本場だけあって、フクシアの花があちこちで咲いていた。ドイツの植物学者、フックスさんが名づけた花だ。

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紅白のフクシアははじめてだ。紅白の源平かずらは日本でもみかけるけど。なんかいいことがありそうな予感。

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さぁて、演奏会も終わってしまって、宿舎で食事。打ち上げでは、飲み物しかなかったのだ。その食事が、いつものようにパンとチーズとハムだった。

いつもなら食事の後、練習、その後、お城のケラーでビール、という順になるのだが、今日は、練習もない。お城にいくかわりに、お城と宿舎の間にある広場で、日本人打ち上げ会をやるそうで、参加した。

Adaのお目当ては、ビールはもちろんのこと、シュパーゲル。日本語で言うとホワイトアスパラガス。

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それにヴァイツェンビール。シュヴァルトビール、といったつもりだが、これが出てきた。発音がよほど悪かったのね。4日間連続で、このビールだわ。おいしいからいいのだけど。

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