ロマンティック街道でロマンティックを演奏 [ロマンティック街道]
久しぶりのブログ。
ドイツに行った。
膨大な写真が未整理のままになっているので、写真の整理を兼ねて旅行記を書こうと思い立った。
今回の目玉は、オーケストラワークショップ参加。
4日間、ロマンティック街道沿いのヴァイカースハイムという町で、ブルックナーのシンフォニー”ロマンティック”を練習した。
写真はヴァイカースハイム城。ここに付属する場所で練習をした。
ナスカの地上絵か [ロマンティック街道]
2011年6月8日
いよいよ、フランクフルトへ向けて出発。
できるかぎり、座席は窓側を取る。もちろん、羽の上でないところ。アイルシートがいい、と言う人も多いが、飛行機の窓から下を眺めるのは、旅の楽しみの一つ。そのために、出発時間もできるなら午前中が最高。西回りだと、ずっとお日様と一緒に、明るい中で、下を眺めることがでる。
今回も出発は朝9時半。フランクフルトへの直行便だからシベリア回り。お膳立ては最高。
だのに、梅雨空の厚い雲でしばらくはなにもみえない。ついついうとうとしてしまった。
はっと気がついたときは、もうかなり飛んでいて、こういう景色が広がっていた。
シベリア上空のようだ。
川も見える。
山脈を越えると、雪は少なくなっていく。
と、ナスカの地上絵のようなものが・・・・・?
また見える。
白いのは道路、枝先にあたる白いかたまりは、きっと家が建っているのだろう。水色のかたまりは、なんだろう? 湖か?
沼地なのかしら?
次は、川の流れが幾重にも分かれている。
白いぽっこりとしたものは雲。
やがて、人の住んでいるらしい風景が見えてきた。川と畑と町と。
第一の難関突破、フランクフルト中央駅到着 [ロマンティック街道]
2011年6月8日
せっかくの窓際席も、雲の多いお天気と睡魔のために切れ切れにしか下界をのぞけない。
海が見えてきた。北極海だと思う。
大都市が見えてきた。サンクトペテルブルグあたり。
海なのか、湖なのかよくわからない。遠くに見える島と陸地をつなぐ道路がみえる。バルト海に入ったのだろう。
こういう牧歌的な風景がみえてくると、まもなく着陸か。
フランクフルト空港から、電車に乗ってフランクフルト中央駅まできたのだが、不思議なことに、その間の写真を1枚も撮っていない。
成田から還暦近辺の女2人が、添乗員なしでフランクフルト空港に降り立ち、フランクフルト中央駅までの切符を買って、電車に乗り、中央駅で降りる。なんということはない乗り降りではあるが、電車の切符の買い方がわからない。ドイツ語はさっぱりだめ。どの電車に乗ればいいのかわからない。
なんとか電車に乗ったが、どうも急行らしくて、次の停車がもう予定の中央駅らしかった。フランクフルトハウプトバーンホーフという駅名を頼りに、あわてて電車を降りた。
バイオリンを背中にしょって、大きなスーツケース、肩からななめにぶらさげたバッグ、といういでたちで、目的の駅に着いたときは、ほっとした。そのときに撮った写真がこれ。
ヨーロッパの電車は、車両とプラットホームの間に階段があって、スーツケースを持っていると、大騒ぎになる。還暦の日本女性が悲鳴をあげていると、必ずだれかが助けてくれた。
駅から近くのホテルに向かって、歩き始めたときに撮ったのが、これ。
時計が写っている。4時前を指している。朝9時過ぎに成田を発って、まだその日のうちになる。東京は今頃夜の11時ころのはず。眠いわけだ。
とにかく、空港からホテルまでの難関は突破。