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高度1万メートルから見える市松模様 [パタゴニア]

定刻の12月4日22時過ぎにアルゼンチンのエセイサ空港を飛び立った。
あっというまに飛行機は雲の中へ。
座席は、ここのときだけは通路側だった。
10時間ほどかかって、また来た時と同じ、ヒューストンに到着した。

12月5日

ヒューストンでは、また厳重な入国審査手続きをやった。
次のフライトまでそれほど待つこともなく、10時45分の定刻に、ヒューストン出発。
今度は窓際を確保できたが、飛行機はしばらくの間、雲の中だった。

雲が切れてきて地上をみると、信じられないほど美しい景色が広がっていた。 
デンバーあたりだろうか。 

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きれいに市松模様になっている原因がわからない。
市松の四角を斜めに横切る角度で道路らしきものがある。
蛇行している川も四角を横切っている。

高度は1万メートルに近い。
広大な農地が四角に区割りされて、そこに植えた植物の種類によって雪の積もり方が異なってきて市松模様になったと思われる。
それにしてもどうしてきれいな市松になるんだろう。

大きな湖がみえてきた。
ソルトレイクではないだろうか。
アメリカ北部かカナダあたりだろう。

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また市松模様。

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上の場所の下方を拡大した。
山や川などの自然を考慮することなく四角に区割りしている様子がうかがえて、なかなかおもしろい。
日本だと、川は土地所有の分け目になっていることが多い。

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大きな区割りは、湖をはさんで続いていく。
町もあるはずだが、認識できない。

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強引な区割り。こういうことができるのも、広大な土地のおかげだろう。
白いのは、雪だろう。

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景色は山岳地帯に進んでいく。 

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山あいに町らしい地形がみえる。 

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ロッキー山脈かしら? 

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くっきりと道路らしいものが見える。

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標高が低くなってきたのだろうか。雪をかぶっていない地帯もみえてきた。

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と、またしても市松模様。今度は、灌漑による円形がくっきりと見える。

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砂漠地帯ではよくみかける円形の灌漑効果だが、北米も雨の少ない地域があるのだ。

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大きな四角い区割りに巨大な灌漑設備、日本は、こういうのと勝負してもしょうがないですね。
勝負のない世界で知恵で頑張ろう。

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アラスカの山とベーリング海 [パタゴニア]

前方に雪を冠った山が2つみえてきた。
アラスカ上空のはずなので、マッキンレーだと確信していた。
しかし、飛行機はアンカレッジの上空を通るはずなので、マッキンレーが左に見えるというのはおかしい。
座席のモニターでよく確認しなかったのが悔やまれる。
帰国後、地図をみたり、飛行経路を調べたりして、山の名前を確認しようとしたのだが、結局わからないままだ。
 
 
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マッキンレーだとすると、6000mを越えているはずだが、それほどの高さにはみえない。
3000m級の山だろう。
山脈になっていなくて、単独峰なので、どっしりとした美しさを持っている。 
 
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しばらく、その美しさにみとれていた。
窓際座席の本領発揮だ。
 
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次は遠くに見えていた小さいほうの山が近づいてきた。 
 
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山の周りに湖が点在していて、光っている。
さぞ、風光明媚なんだろう。 
 
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山の手前に大きな湖。
これをてがかりに位置がわかりそうなものだが、地図で調べてもわからなかった。
飛行機のモニターはきちんとチェックすべし。 
 
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飛行機は、時を追い越していき、さっき朝だったと思ったが、もう夕焼けになっている。
海がみえてきた。これは断じて湖ではない。とすると、ベーリング海のはず。 
 
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特徴のある海沿いの陸地だが、これも地図で確認しようとしてもわからない。 
 
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雲がのさばってきて、光が薄くなる。 
 
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また陸地だ。
アラスカのベーリング海に面した海岸線は入り組んでいるから、半島を飛び越したりしているんだろう。 
 
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水があるところは、夕陽の淡い光が反射している。 
 
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陸地は雪で覆われているらしい。
雲も出てきて、とうとう飛行機は闇の中に入っていった。 
 
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パタゴニアのおみやげ [パタゴニア]

パタゴニアのおみやげは、まず、マテ茶。
今日本でもブームになりつつあるらしくて、ネットショップを覗いてみると、たくさん売っている。結構高いので驚いた。
紙の袋に入っているのを、ブエノスアイレスのスーパーで買ったが、日本の4分の一くらいの値段だったかな。
どこのスーパーでも大量に置いてある。
地球最南端の町、ウシュアイアにも置いてあったが、アルゼンチン国内線の飛行機の重量制限が14㎏!!!だったので、ほとんどなにも買わないで、最後のブエノスアイレスで買った。 
 
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紙の袋をあけると、こういう日本のお茶の葉っぱのようなものが入っている。 
 
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この葉っぱに60度くらいのお湯を入れてじっくりと蒸す。
日本の玉露と同じような出し方だ。
色は少し茶色がかっている。
これが、少し苦くて、日本茶によく似た味で、おいしい。 
 
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上の写真のコップは、バイオリンのふるさと、クレモナで買ったもの。バイオリンの先にあるスクロールというぐるぐる巻きの模様が描かれている。
お気に入りのコップで、マテ茶、ちょっといい気分。
 
パタゴニアは、荒れた土地が多いし、寒冷地なので、野菜が少なく、マテ茶はビタミンを補うために、とても重要なものとして位置づけられている。
 
マテ茶はイェルバ・マテという植物の葉や茎を乾燥させたものだそうだ。
Wikipediaから写真を拝借した。 
 
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このマテ茶を入れる専用の容器がこれ。 Wikipediaから拝借した写真です。
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吸い口がついている。
この容器もおみやげ屋に並んでいた。でも買わなかった。 
わざわざ、このような容器を使う必要はなくて、日本茶の急須に入れて、日本茶と同じように飲んでもおいしい。
紅茶のティーバッグと同じようなものも売っていたので、買った。 
これは、しっかりした箱に入っているので、おみやげには、こちらを買い求める人が多いようだ。 
 
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この箱をあけると、こういうティーバッグが入っている。 
 
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次は、おみやげというより、現地で買って役に立ったもの。
じゃばらになった図鑑だ。
表側に鳥の写真と名前が載っていて、裏側には花の写真と名前が載っている。
ペリト・モレノ氷河に行く途中にあるラ・レオナというお店で買った。
行く先々でみかける鳥や花を図鑑と見比べて、あった、あった、と大騒ぎし、また帰国後も、写真を整理しながら図鑑と見比べて楽しんだ。 
 
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パタゴニアは羊毛の一大生産地だ。
なので、羊毛でできたものを買いたいと思っていた。
だが、現地は、初夏の季節で、町のお店は、綿のTシャツなど、夏物ばかり。
おみやげ屋では、高い値段のセーターなどが少し置かれている。
 
プンタ・アレーナスの道端で観光客相手にマフラーを並べたお店があったので、マフラーを2枚買った。
ちゃんとしたお店ではなくて、露店だったので、品質が気になったが、安いし、だめもと、と思っていたのだが、このマフラー、大変なすぐれものだった。
肌触りがよくて、しわにならない。
この冬中、使った後の写真がこれ。 
 
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毛玉もできない。
これは本当に羊の毛だけで作られているのだ。 
日本だとウール100%の表示は一定基準を満たせば、可能なので、アクリルなどとの混毛になっているものが多い。
だから毛玉ができたり、撚れた感じになってしまうことが多い。 
100%表示は混じりけなしだけにしてほしいものだ。 
 
毎日、外出時にかばんに丸めて放り込んで、寒くなると取り出す、という少し荒っぽい扱いをしたのだが、布地がしっかりしていて、生地がへこたれない。
 
もうひとつのは、まだあまり使っていないが、同じくやわらかい肌触り。
お気に入りの毎日使っている譜面台にかけてみた。 
 
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こういうものは、写真ではよさが出ないね。というか、写真の撮り方の勉強不足。
 
ミルクを煮詰めて、キャラメルのようにして、そのまわりをチョコレートでくるんだお菓子を試食したのが、この世のもとも思えないほどおいしくて、おみやげに買いたいと思ったのだが、結局買えなかった。
そのお菓子は、パタゴニアの南の方で有名なお菓子なのだが、ウシュアイアやプンタ・アレーナスで買ってしまうと、ブエノスアイレスに戻るときの国内線で没収される恐れがある、と脅かされたのだ。
チョコレートでくるんだ中身がどろっとした液体なので、液体とみなされると没収、というわけだ。
それでも危険をおかして買っておけばよかった。ブエノスアイレスでは、そのお菓子をみつけることはできなかった。
おみやげにどんぴしゃだったのだけど。
 
北京に行ったときのこと、帰りの空港で、中華のなんとか醤を買った同行の知人は、10分ほど後の検査で液体とみなされて没収された。
だったら空港で売るなよ、と思うのですけどね。
そういうのを目の前でみてくると、もったいなくて危険をおかす気にならないのね。 
 
さてさて、
パタゴニアシリーズはこれにて終わり。 
 

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