ステンドグラスが素晴らしい聖カニス大聖堂 [アイルランド]
キルケニーの町の北のはずれあたりに聖カニス大聖堂がある。キルケニー自体が小さな町で、キルケニー城と、聖カニス大聖堂にはさまれたところがにぎやかな通りになっている。そこを歩いてきた。
キルケニーの町の語源は、聖カニス教会をあらわすゲール語だそうで、この大聖堂は歴史的建築物ということになるそうだ。現在の大聖堂は13世紀に建てられたものだが、それ以前にもここに教会があったらしい。丸い円筒のラウンドタワーは11世紀の建物だそうだ。
中は、素晴らしい。とても13世紀の建物とは思えない。
ここはクロムウェルが侵攻したときに、厩(うまや)として使っていたそうだから、破壊はいくぶんまぬかれたのかもしれない。その後、修復されたということだ。
ここのパイプオルガンは聖壇の脇に置かれている。よくあるのは、聖壇の反対側の2階にある。そうすると、讃美歌とオルガンの響きが天から降ってくるように感じるのだ。
下は、なにげなく座席に置かれていた布地。全面が手で刺繍された素晴らしい作品だった。これはどんな時に使うのだろう。
聖カニス大聖堂の全景。周囲にお墓がある。教会にラウンドタワーがあるのが、いかにもアイルランドらしい。
ステンドグラスが美しかったので、そのうちのいくつかの写真を撮った。それぞれ意味があるのだろう。
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