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ビーグル水道クルージング [パタゴニア]

「世界の果て号」に乗り、ラパタイヤ湾からラパタイヤ川沿いにロカ湖まで歩いた後は、再びバスに乗って、ウシュアイアの町に戻った。
いつもと同じようなステーキの昼食の後、ビーグル水道のクルージングに出発する。

ビーグル水道はウシュアイアの町の前に広がる海である。
南米大陸の南に、マゼラン海峡があり、その南にウシュアイアのあるフェゴ島があり、その南にビーグル水道がある。
ビーグル水道の南の陸地は、チリのナバレノ島になる。
つまり、フェゴ島とナバレノ島の間がビーグル水道だ。
さらにナバレノ島の南にドレーク海峡があり、そのまた南が南極大陸になる。
このあたりは、大小さまざまな島が点在している。

マゼラン海峡は、長い間スペインの管轄下に置かれていたが、通行料が高いため、英国は、マゼラン海峡を通らないルートをさがした。
英国のフィッツロイ艦長率いるビーグル号とアドベンチャ号が、ビーグル水道をみつけたそうである。
2度目の航海で、チャールズ・ダーウィンが乗り、「ビーグル号航海記」を書いている。

ウシュアイアの港には他の観光船も2,3隻が停泊しており、観光客を満載している。

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乗った船からウシュアイアの港の桟橋を見る。

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乗った船から桟橋とは反対の方向を見る。
ウシュアイアの町は、山がすぐ近くにせまっていることがわかる。

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そして、乗船している観光客は、真夏の雰囲気。
背景の雪を被った山々がなければエーゲ海クルージングの船だといっても通用するだろう。
日本人は、帽子に長袖のシャツだ。
日本人は、どこの国にいってもたいてい、帽子をかぶっていて、女性は真夏でも日焼け対策の長袖なので、見ただけで、日本人観光客だとわかる。

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ウシュアイアでは、ヨットで遊ぶ人たちはほとんどみないが、珍しく浮かんでいたので、カメラを向けた。
ヨットの人もこちらの観光船にカメラを向けていた。

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船が出発すると、ウシュアイアの町がよく見渡せる。
少し標高が高いところは濃い緑の森林があり、その上は、緑が浅くなって低木となり、その上は、雪が残っている。 

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ウシュアイアの町のはずれのほうまでくると、もっと高い山が見えてくる。
氷河もあるはずだ。

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ウシュアイアとは反対側のチリの陸地にも山脈が連なっている。

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いくつもの小さい島があるが、その島影から、ボートがするするとすべってきた。
荒れ狂うビーグル水道には似合わないカヌーのようなボートだ。
今日は波も静かなので、探検しているんだろうか。
ウシュアイアでは、ビーグル水道の観光のためにいろいろな船を用意してある。カヌーまであるんだ。

漁船はまったくみえない。
そういえば、港町であるにもかかわらず、昨夜の夕食もビーフステーキだった。
ここは観光の町なのだ。
チリ側までいけば、漁港もおおいのだろう。
最近、チリ産の魚、増えましたね。 

陸地の赤い花はノートロのようだ。

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ウシュアイア空港から飛び立った飛行機も見える。

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島の間からまた小さな船が見えた。
船はほとんど浮かんでいないので、船が見えると、ついついめずらしくて撮ってしまう。
観光目的の船しかみえない。

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陸地に近づくと鳥がいる。
どうやら、私たちの乗っている船は、この島に停泊するらしい。
無人島に上陸して探検か!!

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コメント 1

めぎ

私もたまにちらちらのぞいておりました。
世界中を旅なさっていて、いいなあと思いながら。
素晴らしい景色ですね。
by めぎ (2012-03-27 02:47) 

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