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世界最南端のハイキングコース [パタゴニア]

ビーグル水道に続くラパタイア湾の奥深くまでやってきた。
ここから水辺に沿ってロカ湖まで歩く。

まるで、高原の湖にいるような雰囲気だが、ここは海抜0mの海辺。

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ハイキングコースは森の中も続く。
南極ブナが多い。

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南極ブナの一種であるレンガの葉がちょうど出てきたばかり。
緑が若々しい。
南極ブナは落葉樹なので、秋には紅葉がきれいだそうだ。

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芽吹いたばかりのレンガの葉を通して太陽の光が入ってくる。 

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林の中の地面には毒イチゴの花が可憐に咲いている。
草丈が異様に短いのは、強風対策のイチゴの智恵だろう。

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タカの一種のチマンゴがこちらを偵察していた。

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ラパタイア湾に注ぐラパタイア川には、ビーバーダムができていた。
だが、まわりの木は枯れ木になっている。
ダムができると、川の水位が増して、木が枯れてしまう。
そのためにところどころにビーバーが通れないように網をしかけている場所もあった。
ビーバーは1946年にカナダから毛皮をとるために連れてこられた。
だが、毛皮は使えなくて増えていったらしい。
フェゴ島にはビーバーの天敵はいないそうだ。

自然にさからうとしっぺがえしを受けますね。

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このあたりは、花の種類は少ないように思う。
どこにいってもたんぽぽが威張っている。
日当たりの加減でたんぽぽが生えないところに、野菊そっくりの花があった。
だが野菊とは葉が違う。
パタゴニアの図鑑にぴったり一致するものがあった。
Romerilloだって。ロメリロ? ロメリーヨ?
スペイン語の発音がわかるくらいの基礎知識があればいいのだけど。
英語はFashine、ますますわからない。

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国道3号線の終わりを示す看板があった。
この道はアラスカまで続くそうだ。
アラスカのフェアバンクスから17848km。
途中にはマゼラン海峡があるけど、道路は続いていることになっているのかな。
この看板はアルゼンチン政府管理のものだから、距離は正しいだろう。

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ハイキングコースはよく整備されている。

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カウケンがいた。
この鳥はパタゴニアのいたるところでみかける。
必ず、つがいになっている。

ようやく近くで写真をとることができた。

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標高2000mといってもおかしくない風景だ。だが標高1mくらい。

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それにしても、観光客が多い。
お天気がいいこともあるが、今朝、ウシュアイア湾に浮かんでいた大型客船が、どっと観光客を放出したのではないだろうか。
西洋人ばかりだ。

ここは川だという説明がガイドさんからあった。
海なのか川なのか、湖なのかさっぱりわからない。
幅が狭いので、川ということになるかな。
だが、川はさらさらと流れるのが常識だが、流れているようにはみえない。
味を確かめてみれば、しょっぱいのが海、川や湖はしょっぱくないということで、たちどころにわかるのだけど、忘れていた。
今度からは、なめて確かめよう。

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