フィッツロイ山塊のビューポイントまでハイキング [パタゴニア]
11月27日
エル・チャルテンでの最初の朝を迎えた。
朝早く、目が覚める。夏至にあと1ヶ月という時期なので、早くから外は明るい。
町外れの橋までいくとフィッツロイ山が見える、というので、朝食前にいそいそとお出かけ。
だが、ホテルの裏山には虹がかかっている。
日本では虹というと、雨上がりにみるものと相場が決まっている。
だが、パタゴニアではそうでもないらしい。
虹があると、その辺は水分が多いということなので、雨が降る可能性が高い、というようなはなしをガイドさんから聞いた。
橋まで歩いて10分ほど。お日様がさして、とても気持ちのいい朝だ。
フィッツロイが見えるはずの方角には、残念ながらフィッツロイらしき山は見えない。
別の方向の山の向こうに雪をかぶった山が見える。
拡大してみよう。
後で聞いたところでは、これはソロという山だそうだ。
ソロというのは、音楽でいうソロと同じ意味で、単独ということだそうだ。
つまり、この山だけフィッツロイ山塊から少しはずれている、ということ。
フィッツロイ山は、3405m、ソロは2121m。かなり低い。だから雲に隠れていない。
町の方角に見える山もかなり低い山ばかり。
晴れているから、そのうち見えるかも・・・と期待していたのだが、朝食を済ませて、出発するころには、今にも雨が降らんばかりのお天気になった。
やっぱり虹のお告げだ~。
で、出発当初から、雨用のズボンと上着を着ていくように指示があった。
これは大正解。すぐに雨が降り始めてしまった。
だが、景色が素晴らしいので、雨もあまり気にならない。
昨日と似たような川が流れているが、昨日はフィッツロイ川、今日の川はラス・ブエルタス川。
景色もどことなく似ている。
で、前回記事で、写真を間違えてアップしてしまったので、前回記事を全面的に書き直した。
ここまでくると昨日とは異なる風景になってくる。
今日の行程は10kmある上、雨に降られたりして、レンズが濡れてうまく写真が撮れない。
2時間ほど歩くと、目的地のカプリ湖に到着した。
ここからフィッツロイ山塊が見えることになっているのだが、まったくみえない。
とにかくお弁当だ。
雲が真綿を引きちぎったように飛んでいく。
お弁当を食べているうちに少しずつ晴れてきて、少し山が見えてきた。
サンドイッチがおいしい。
昨夜のレストラン特製のお弁当だそうだ。どうりで、おいしいはず。
空が晴れてきて満腹になって、幸せ感があふれてくる。
拡大してみる。
一番右に見えている稜線がエレクトリコ、2257m。
三角にはっきりと見えているのは、マドセン、1806m。
左の切り立った壁はポインセノット、3002m。
ようやく3000m級が見えた。
このあたりの山は、山が好きな人たちにとっては、あこがれらしい。岩が切り立っているので難しいらしい。
パタゴニアという登山用品のメーカーもありましたね。
フィッツロイとは別の方角の山もある。ウェムール山かなぁ。
のんびりと景色を楽しんだ後、来た道を引き返す。
湖の周りは、新緑の木々が芽吹いていて、本当に気持ちがいい。
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