セロ・トーレ展望台でお弁当 [パタゴニア]
お昼過ぎにエル・チャルテンに着くなり、お弁当を持って、ハイキングに来たのはいいけど、おなかがすいてしまって、どこでお弁当を食べるのか、気になって仕方がない。
だが、ガイドさん、曰く、おなかが満腹になると、歩きたくなくなるから、目的地に着いてから食べる、とのこと。
が~っかり。
アルゼンチンの夕食は午後8時すぎてからなので、昼食が午後2時、3時になっても、おかしくないらしい。
往復8Kmのコースだし、ある程度、登ったところからは平たんな道なので、案外早く、目的地の、セロ・トーレ展望台に到着した。
外国のグループの方々も展望台でくつろいでいた。
いよいよお弁当。
といっても定番のおにぎりではなくて、もちろんサンドイッチ。
セロ・トーレ山は3102m。
きっと真正面にそびえているに違いないが、雨模様なので、まったく姿をあらわさない。
それでも、雪山と川とお花を見ながら、サンドイッチをほおばると、幸せいっぱいになってくる。
さて、ここからは、来た道を引返すだけ。
みんなに着いていくのがやっとで、写真を撮るどころではなかったのだけど、下りでは、お花の写真を撮ろう。
だが、山岳エキスパートのガイドさんは、すたすたと行ってしまう。
これでもすごくゆっくりペースのつもりらしい。
このような山道で、ときならぬ大集団が早足で追いついてきた。
イタリアから来た観光客のグループだそうな。
先に行ってもらうことになって、ほっとした。
ときどき、険しい山が雲の中から顔をのぞかせる。
ぎざぎざの山も。
登るの、大変だろうね。
どんどん山をくだっていく。
エル・チャルテンの方角は晴れている。
男女ペアのハイカーに、また追い越された。
ついにエル・チャルテンの町が見えてきた。
山岳ガイドさんの足はいよいよ速くなる。
ようやく町まで降りてきた。
泊まったホテルはこういうところ。
とっても小さいホテルだが、ここエル・チャルテンには大きなホテルはないのだ。
写真に写っている建物は、朝食付きのホテル。
写ってないが、この建物の隣に、素泊まりができて、食事も作れるらしい山小屋風の建物がある。
そちらは、山登りの人たちが使うそうだ。
さらにその手前には、テントを張るスペースがあり、2つほどテントがあった。
山に行く人たちは、ホテルなど使わないのね。
ホテルの庭のルピナスは、まだつぼみが多かった。
このホテルでは、夕食は出ないので、近くのレストランまで行った。
素敵な雰囲気のレストランで大いに満足した。
夜の8時から食事だったが、まだ明るかった。
ここでは、肉も出たが、チーズとハムのタルトが前菜で出てきて、これがすこぶるおしゃれな味。
ビールがおいしく飲めた。
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