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ウィーン国立歌劇場 [ウィーン・プラハ]

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ウィーンでの大きな楽しみのひとつはオペラ。
事前に旅行会社を通してオペラのチケットの手配をお願いし、なんとか確保でき、無事見ることができました。
はじめは1ヶ月前の売り出しのときに瞬時にチケットが完売したとのことで、同行のオーケストラのメンバーのほとんどは、あきらめました。でも、あきらめきれなかった、Adaと友人は、旅行会社に再度かけあって、どうしても確保してほしい、と無理にお願いした甲斐があって、友人と離れた席になってしまいましたが、座席を確保することができました。そうでなくても、立見席でせめて劇場の中をみてみようと話していたのでした。
セルヴィテン教会で練習が終わった後、すぐに飛び出して、運よくタクシーをつかまえることができました。行き先は「シュターツオーパー」だけで通じます。リングシュトラッセ(環状大通り)を半周してオペラ座まで20分ほどで到着です。
ウィーン国立歌劇場は、オペラ座とも呼びますが、ウィーンではシュターツオーパーです。

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この青い屋根のオペラ座は、最もにぎやかなところにあり、その後も、何度も通ることになりました。

このオペラ座は、日本ではオーパンバル(オペラ座舞踏会)で有名ですね。女優の方がデビュタント(社交界へのデビュー)になってワルツを踊るという企画を放映していました。デビュタントは純白のイブニングドレスに、白薔薇の花束を持ち、ティアラを頭に飾ります。
舞踏会のときは、オペラ座の客席を全部取り払うそうです。まさに会議が踊る国だけのことはありますね。

2002年には、オペラ座の音楽監督に小沢征爾さんが就任されています。2010年まで続けるそうです。一時、ご病気で日本に戻っておられましたが、元気になられたとのこと、良かったですね。

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屋根にのっかっている馬をちゃんと撮りたかったのですが・・・・・

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屋根の青はどうなっているのかと思って・・・・

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装飾が細かく施されています。

1861年に建てられたオペラ座は第二次世界大戦で、ほとんど焼けてしまい、戦後建てなおされて今の姿になりました。このとき、焼けてしまった国民の住居再建に当てた予算と同じくらいの膨大な金額をオペラ座のために使ったそうです。また、今も、年間の運営経費95億円に対して、収入が35億円ほどなので、その差額を国が負担しているということになりますね。

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正面入り口の柱にほどこされている彫り物。これはなんでしょうか。首の長い鷲みたいです。こういう細かい細工があちこちにあるのです。

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正面入り口を横からみると・・・天井がとてもきれいです。

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オペラ座横の広場には、こういう感じのおしゃれなダフ屋さんが何人かいます。モーツアルト風が一般的ですが、これは誰の真似でしょうか。

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噴水は第二次世界大戦で焼け残ったそうです。


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コメント 5

ララアント

一番ですか?
心細いなぁ! もう一度読み直して(見直して)みます。
ウィーン国立歌劇場(オペラ座) 立派(大きな)な建物ですね。
オペラだけを 毎日 やっているのかしら!?
それと小沢征爾さんはどんな興行の時に招かれるんでしょうか?

丸で門外漢・・・的を得ないコメントしか出来なくて
ごめんなさい。

そうそう 画像はみんな良く撮れていて 感心しました。
by ララアント (2008-04-29 22:06) 

いとお

ウィーンでオペラですか!
素敵ですねぇ(^^)
オペラ座の建物もホント美しい!
ダフ屋さんもおしゃれぇ(^^;
by いとお (2008-04-30 01:24) 

めぎ

確か2003年の初夏、小澤征爾さんのフィガロを見ましたよ。チケット手に入れるのがとても大変でした。どうしても見たいという母と伯母がウィーンに来て、ウィーンで落ち合って3人で見に行きました。ここは内装が宮殿のようですよね。ada様は何をご覧になったのでしょう。
着飾っていく特等席もあればカジュアルな格好で行ける立ち見席もある、いろんな人が自分のできる範囲でオペラを毎日楽しむことのできるこの環境は、本当に素晴らしいですよね。8年くらい前、一ヶ月滞在した時は毎日のようにオペラやバレエを見に行きました。同じ演目も繰り返し見ました。立ち見も何度もしましたよ。立ち見はやっぱり結構疲れますので、席が確保できてよかったですね!
by めぎ (2008-04-30 02:06) 

green

オペラ座!
30年くらい前に、行きました
(私って、何歳!?)
なんか、あの時と同じ・・・
古いものが、しっかりと残されているのっていいですね
by green (2008-04-30 20:37) 

ada

ララアントさま
オペラ座はオペラばかりだと思います。小沢さんは年間の義務があるようですね。指揮何回とか、曲目の決定監督など。
写真をほめてくださってありがとうございます。

いとおさま
オペラ座に命をかけているっていう感じがあふれています。さすがウィーンですね。

めぎさま
ウィーンにフィガロのような軽いオペラは似合いますね。ウィーンに1ヶ月も滞在していらしたのですか。うらやましい!! 今回、みたいものの10分の一もみていないので、また何回か来たいなぁと思いました。毎日、なにか出し物があるなんて素晴らしいですね。

greenさま
いらしたことがあるのですね。町並みなど昔とほとんど変わっていないそうですね。建物も保存が義務付けられていて勝手にいじれないそうです。
by ada (2008-04-30 23:42) 

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