SSブログ

コンサート会場のセルヴィテン教会 [ウィーン・プラハ]

sIMG_4332.JPG

私たちが演奏する教会で、この日は練習。モーツアルトの「レクイエム」の合唱はウィーンのアマチュアコーラスの方々、4人のソロはウィーンのプロ。はじめてオーケストラと合わせる、しかも教会で・・・期待に胸が膨らみます。翌日は同じ場所のここでコンサートを開くことになっています。

上のあじさいは教会の中に飾っていました。もちろん、造花ではなく本物。

sIMG_3354.jpg

さて、教会はウィーンのリンクシュトラッセ(環状の4kmほどの大通り)の北にあります。朝からハイリゲンシュタット、シューベルトの生家、フィガロハウスと見学して大急ぎで昼食をとり、2つの路面電車を乗り継いでやってきました。いよいよレクイエムの練習です。ここは町の教会という感じでそれほど大きくありません。

sIMG_3358.JPG

それでもウィーンの観光の旗がたっています。セルヴィテン教会という名前。1651年に着工されていますから、かなり古い。

sIMG_3361.JPG

教会の廊下を入っていきます。

sIMG_3538.JPG

廊下の窓からは教会の尖塔と中庭がとてもきれい。

sIMG_3362.JPG

プラムの類の花も中庭に見えます。

sIMG_4326.jpg

おや、廊下の窓に、クンシランが・・・・日本のものだと思っていましたので、ウィーンでみかけるとは思いもよりませんでした。

sIMG_4331.jpg

礼拝堂も素晴らしい・・天井の絵と彫刻が歴史を感じさせます。

sIMG_4324.JPG

小さめのパイプオルガン。

sIMG_4333.JPG

壁の彫り物も立派。

sIMG_4323.JPG

ここはステンドグラスはありませんでした。

sIMG_4330.jpg

女性像が素晴らしい。

sIMG_4329.jpg

なにげなく花が飾っています。冒頭のあじさいなどの生花です。

sIMG_4328.jpg

牧師さんがお説教をする壇から撮りました。座席数は200に満たないほど、こじんまりしています。

ここで、どんな音がでるのかわくわくします。写真手前は譜面台が並んでいて練習準備が整っています。

コーラスの方たちが揃う前に、もうひとつの演奏曲目のモーツアルトのハフナーシンフォニーを練習しました。音がとてもよく響きます。残響が多すぎていつもどおりに弾いていたのでは音がにごってしまいます。極力、最後の音は短く弾いて残響をクリアに響かせるようにします。

こういう教会でモーツアルトは演奏していたのですね。石文化、納得です。

sIMG_4169.JPG

コーラスの方たちが集まり始めました。

モーツアルトのレクイエムは、ソプラノ、アルト、テノール、バスの4人のソロとコーラス、オーケストラの編成で演奏します。

ソロは皆様、プロの方だけあって、大変上手です。コーラスも声量があります。さすがウィーンと感じ入ったのでした。


コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

コメント 8

めぎ

ウィーンは小さな教会も中はとっても美しくて、さすがカトリック、さすがハプスブルク、と感じますね。
教会での演奏は、ずいぶん雰囲気が違ったことでしょう。私は、こちらにきてから教会でのコンサートをよく目にするようになって、クラシック音楽を改めて学び直した感じです。昔、レコードで聞いていたものと実際のヨーロッパの演奏はずいぶん違って聞こえました。
ソーセージは、これが普通だというわけではなく、こういう種類のもある、といったところです。ウィーンでは特にこのソーセージをよく見かけます。ドイツだとこのソーセージは屋台でよく出てきます。スーパーでも売っていて、うちでもたまに食べますよ。軽く茹でるだけです。手抜き夕飯にちょうどいいんですよ。レストランの盛りつけ、面白い美的感覚ですよね。私たちがヨーロッパと聞いてイメージするものと実際とが違っているいい例ですね。
by めぎ (2008-04-29 05:59) 

いとお

素敵な教会ですねぇ~!
ここで演奏なさったんですか!?
すごい素敵な雰囲気だったでしょうねぇ(^^)
聴いてみたいです(^^)
by いとお (2008-04-29 10:22) 

ぴーすけ君

なんて素敵な教会♪
ウチの近くの「カテドラル教会」もやっと修復が終わって
覆っていたカバーが建物から取れて、スッキリしました^^
by ぴーすけ君 (2008-04-29 16:40) 

wakatate

ここの教会、外観はシンプルなのに、内部の彫刻の飾りが
素晴らしいですね、このような場所まで行って演奏される
皆さんは幸せですね、これまで頑張った甲斐がありましたね。
by wakatate (2008-04-29 18:09) 

もとこさん。

こんな素晴らしいところで演奏なさったんですね。
聴衆の一人として聴くの、演奏するのではすごくちがうでしょうねぇ~~
良いですね。
by もとこさん。 (2008-04-29 18:26) 

ada

めぎさま
600年もの間、ハプスブルク家が続き、その中心地であったウィーンの蓄積たるや、想像を絶するものがありますね。これから何回か来ないといけないなぁ、と感じ入ったことでした。音楽はやはりウィーンで聴くと、ぜんぜん違うことがよくわかりました。
ソーセージの説明、ありがとうございました。

いとおさま
アメリカとヨーロッパでは、驚く対象が異なるところがおもしろいですね。

ぴーちゃんのまま
ぴーちゃんがこういう教会で音楽を聴くと、きっとどこかにもぐりこんでしまうでしょうね。

wakatateさま
外観と中の装飾がずいぶん違っているので驚きます。中の装飾は長い間の蓄積でこのようになっていったのかもしれません。石造りの教会で演奏する機会はなかなかない貴重な経験でした。

もとこさま
石造りで天井が高い教会で演奏すると響きが違ってくるということがよくわかりました。クラシック音楽の原点はここにあるのですね。
by ada (2008-04-29 21:43) 

ララアント

なんて コメントしていいやら 本当に高尚過ぎて・・・!!!
近所(生協の仲間)に武蔵野音大を出た方が居ますが
よくヨーロッパを旅行されて 音楽会・オペラだと・・・
動き回るのではなく メインは「音楽」っていう事ですが。

その場で演奏するなんて・・・!!!
by ララアント (2008-04-29 22:20) 

green

すてきすてきすてき・・・・・・・!!!!!
最後の写真、臨場感あって、まるで私も参加してるみたいな
きぶんになりました
すっばらしい、演奏旅行でいらっしゃったのですね
by green (2008-04-30 20:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。