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ベートーベンの散歩道 [ウィーン・プラハ]

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ウィーンでの最初の観光は、ハイリゲンシュタットにあるベートーベンの散歩道から始まりました。ハイリゲンシュタットは、ベートーベンの時代にはウィーンの中心地から馬車で半日ほどかかったそうですが、今回は専用の観光バスで30分ほどでくることができました。

飛行機を乗り継いで成田から15時間ほどかけ、前日の夜ようやくたどりついたウィーン。すがすがしい朝の空気を吸いながら歩く散歩道は、時差ぼけの頭を瞬く間にウィーン時間に切り替えてくれました。木漏れ日の中、小川に沿った道をのんびりと歩くぜいたくは久しぶりのことです。

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ベートーベンの標識をみつけました。

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小川は護岸工事がされていましたが、ベートーベンの時代にはもっと自然が広がっていたことでしょう。

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小さな滝もありました。岸辺には春の花が・・

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小川の反対側は住宅地になっています。

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ライラックはまだ少し早いですが、ちらほらと咲き始めていました。


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4月中旬は、ウィーンでは長い冬から開放される季節。木々を見上げると芽吹いたばかりの新芽が風にそよいでいます。鳥のさえずりも聞こえます。こんな絶好の季節にここを訪れたことに感謝しないではいられません。朝出ていた霧もすっかり消えて、抜けるような青空がひろがっています。


ベートベーンは26歳ころから耳が少しずつ悪くなり、医者から、ここハイリゲンシュタットでの鉱泉浴を勧められます。交響曲6番「田園」は、この散歩道で作曲したとか。

日本の田園というと田んぼの広がる山里を思い浮かべます。ベートベンの田園は近くにブドウ畑の広がる小川沿いの道なんですね。小鳥のさえずりを聞いていると、6番シンフォニーのイメージがよりすっきりしてきました。以前、田園を弾いたとき、先生が猛烈に速いテンポで指揮されるので、面食らってしまいました。ベートーベンというと重々しくなりがちですが、軽快に楽しく弾くべきであることが、朝のさわやかな気分の中で体感できました。

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ベートーベンの銅像もありました。

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ここから小川沿いの道を抜けて、住宅地に入っていきます。

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チューリップがなにげなくさいているのに大感激です。

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もちろんたんぽぽも咲いています。

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もくれんも。

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この花はなんでしょうか? きっとあんずの類ですね。


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コメント 7

めぎ

ウィーンの方が暖かいのかしら。こちらではライラックはまだ見かけませんよ。
ハイリゲンシュタットは気持ちのよいところですよね。昔ここにベートーベンがいたんだなあ、と思うと感慨深いですね。
by めぎ (2008-04-22 01:49) 

いとお

素敵な散歩道ですね!
「田園」ってこんな景色を見てベートーベンが作曲したんですね。
ホント時差ぼけも一気に解消しそうなくらい
気持ちよさそう(^^)
沢山のお花も綺麗ですねぇ~
by いとお (2008-04-22 01:56) 

ぴーすけ君

素敵~☆
空気が澄んでそうな景色の中歩くんですね~
いいなぁ~♪
by ぴーすけ君 (2008-04-22 08:27) 

wakatate

ベートーベンの散歩道、新緑が綺麗ですね、ここに住む皆さんは
自然を大事にしているんですね、最近日本で商店街に飾られた
花が無残に荒らされているなんてニースを見ると
悲しくなりますね。

by wakatate (2008-04-22 14:24) 

ada

めぎさま
思った以上にウィーンは暖かでしたよ。花が咲き始めたばかりでした。ベートーベンはこよなくハイリゲンシュタットがお気に入りだったのですね。

いとおさま
日本と少し違った田園風景をウィーンでみることができてよかったと思っています。とても気持ちがよかったですよ。

ぴーちゃんのまま
ぴーちゃんも連れてきたいですね~

wakatateさま
ウィーンでの最初の観光が田園風景だったというのは、たいそう気に入りました。まだ自然がたくさん残っていました。
by ada (2008-04-22 22:30) 

もとこさん。

軽快で楽しい  ベートーベン、良いですね~
音符も、背景の自然もベートーベンと共有できたada様は幸せですね。
by もとこさん。 (2008-04-22 23:35) 

ララアント

お花は 何処も同じなのに 変に感心しています。
めぎさんのドイツとは 同じヨーロッパでも雰囲気が
違いますね。
by ララアント (2008-04-22 23:48) 

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