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霧のカレッツァ湖 [チロル・ドロミテ]

サンタ・マッダレーナ村でお昼を食べて、2時間近くのんびりと散策をした。
駐車場からの村の景色を最後まで楽しんで。
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バスはボルツァーノに向かう。
サンタ・マッダレーナ村からは30kmちょっとくらいかしら。
そんなに遠くないので、すぐに着くだろうと思ったのだが、村の細い道から幹線道路に出るところで、自転車が何十台も走っているところにでくわしてしまって、しばらく待つことになった。
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しかし、自転車の列はいつ終わるともなく、えんえんと続くので、ついにバスは割り込んで行った。
ほかの車も自転車がいるので、スピードを出すことができず、渋滞になっている。
何年か前にプラハでもすごい自転車の行列にでくわしたことがあるけど、ヨーロッパの人たちは、結構、自転車、好きですね。
車も自転車には寛大だ。
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そんなわけで、車はのろのろと走っている。
たまには、こんな建物もじっくりと楽しめる。
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道路沿いの家の壁絵も撮ることができるほどのスピード。
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道に沿って植えられているぶどうも撮ることができる。
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この辺のぶどうは、日本のように棚にして育てている。
日本のお茶丘畑のようにみえるが、丘に植えられているのは、全部ぶどうだ。
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これもぶどう畑。
ドロミテはワインでも有名らしい。
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ようやくボルツァーノに到着。
ガラス屋根の明るいロビーがあるホテルだった。
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翌日は、絶望的なお天気だった。
ハイキングは無理なほど、激しく雨が降っている。
スケジュールは、午前中、カレッツァ湖を散策して、午後はラガツォイ展望台から6kmほど歩いて下りてくることになっている。
そしてお泊りは、冬季オリンピック開催地のコルティナ・ダンペッツィオ。
そこまでドロミテ街道を走ることになっているが、景色はだめかも。
山歩き、どうなるかな。

雨の中をバスは予定どおり1時間ほど走ってカレッツァ湖までいった。
バスでは、窓ガラスに雨が降りつけてきて、カメラどころではなかった。
カレッツァ湖に到着したときは、雨が小降りになってきたが、湖はこんな感じ。
東山魁夷にこんな絵があったような。
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霧で対岸もよく見えない。
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湖を1周するのに30分だそうだから、歩いて森林浴をしよう。
岸辺のヤナギランも光が弱すぎてさっぱりだわ。
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やっぱり、歩いていると、気持ちがいい。
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少しまわりが見えるようにもなってきた。
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丸太を足にした木のベンチがおもしろい。でもびちゃびちゃで座る気にはなれない。
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湖の色がとてもきれいに見えるところがあった。
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こんな幽玄の世界をイタリアの人たちは、好きなのかしら。
まわりに人家もなく、こんなお天気なので、観光客も私たちだけ。
しーんと静まり返り、雨でしっとりとしている森林と湖を眺めながら、のんびりと歩くと生き返るような気がする。
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朝のお散歩コースとしては、満点だ。
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雨がひどくなくてよかった。
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散歩が終わって、山小屋で少し休憩した。
そこにあったカレッツァ湖の写真をみて、今まで散歩でみてきたカレッツア湖とあまりにも印象が異なるので、ツアー仲間と喧々諤々。
私たちは幽玄の世界に浸って満足したのだったが、実は、ここの見どころは、背景のドロミテの山なのだ。
なんという勘違い。
乾いた大笑いが広がる。

下の写真は、ある旅行社の宣伝写真。
やっぱりここはイタリアン風景が売りなんだわ~。
見れなくて残念だったけど、またいつか来よう。
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