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初夏のクリスマスツリー [パタゴニア]

写真の塔は、スペイン人記念碑。
1927年にスペイン系移民からアルゼンチンへの忠誠をこめて贈ったものだそうだ。
アルゼンチン独立100周年記念に贈ろうとしたが、スペインからの船が難破して完成が遅れたといういわくつきらしい。
高さ25mの大理石でできている。
5車線もある通りの交差点の真ん中にたっているらしいが、広すぎて位置の把握ができない。
今、信号が青になって人の流れが道路になだれこんできている。
このあたりは、2月3日公園や動物園があるブエノスアイレスの憩いの場所なのだ。
 
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日曜日なので、歩道はのんびりと散歩する人でにぎわっている。 
 
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スペイン人記念碑の場所を観光馬車が通っている。
こういう風景もヨーロッパとおんなじだ。
ウィーンの観光馬車の御者は、ネクタイに帽子、スーツといういでたちで、かっこよく、人気の職業だといっていたが、ここブエノスアイレスの御者は、おしゃれをしていない。
ガウチョが御者をやっている感じ。
それにウィーンの馬車、フィアカーと呼んでいたけど、2頭立てだ。
1頭でも馬車としてはやっていけるのだ。ウィーンのは2頭だと経費が2倍かかるはず。どうして2頭になっているのだろうか。
 
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2月3日公園はパレルモ公園とも呼ばれていた。
1852年の2月3日に当時の大統領だったロサスがかつての腹心から反旗をひるがえされて、カセーロスの戦いで敗れた日なんだそうな。
ロサス大統領はイギリスに亡命し、その私邸だった土地が2月3日公園になったということだ。
ガイドブックには、ロサスが負けた日を名前にした、と書いてあるのだが、そうではなくて、公園が生まれる原因になった日なんだろうと思う。
さらに調べてみると、ロサスは秘密警察や軍事力で支配していたというから、ロサスが失脚したことは、マイナスのイメージではないようだ。
この公園は、世界一巨大な公園で、4060k㎡もあるというが、その公園のすみっこを覗いただけなので、巨大さは実感できない。
公園は日光浴する人がいっぱい。
今は12月4日の午後6時過ぎ。
季節も逆だけど、時間感覚もかなり違う。
 
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下の写真の左下のおじさまとおばさまなど、まるで、海水浴場のような雰囲気。
日本でいうと、日比谷公園で水着で寝っ転がっているようなもんだ。 
 
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バスからコロン劇場が見えた。
今朝、内部ガイドツアーでみたのだが、全容は近すぎてわからなかった。今みると、ヨーロッパの劇場の建物とそっくりだ。 
 
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コロン劇場の入口がバスから見える。
内部ガイドツアーは裏のほうから入っていったので、正面入り口をみるのは、はじめてだ。
石造りで、とても立派。 
 
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ここは、5月広場。
2月だの、5月だの、もっと私にもわかるような名前がつけられないのかしら。 
1810年の5月25日にスペインから独立したことを記念する名前なんだそうだ。

なんとクリスマスツリーがある。
そうだ、12月だからね。
 
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夕日にますます色濃くみえるジャカランタの花。
これが今回のアルゼンチン旅行最後の見納めの花。 
 
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ヨーロッパにそっくりな街角。 
 
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こういう町を通り抜けて、バスは、エセイサ国際空港へ向かった。 
 
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