究極のセレンゲティ

タンザニアのセレンゲティ国立公園の南は、ちょうど、ヌーの大移動の真っ最中。そのヌーを追いかけてのサファリだ。

えんえんと続くヌーとシマウマの列。

えんえんと。

まだまだ。地平線はヌーが並んでいるので黒くみえる。

だんだんとヌーやシマウマの密度が増していき、もう列になっていない。

そうか、この大平原がヌーたちの目的地だったんだ。ここなら、ライオンやハイエナがあらわれても、見通しがきく。子どもを生んで育てるには絶好の場所だ。

どちらを向いても地平線までヌーとシマウマばかり。

これぞ、セレンゲティ！！！

たくさん写真を撮ったが、どれがどちらの方向なのか、よくわからない。どの写真もヌーとシマウマがたくさんいるばかり。

これがセレンゲティの大平原なんだ。見渡す限りの地平線。ヌーとシマウマで埋め尽くされた草原。

圧倒される光景。

マサイマラからの大移動で疲れた体を癒しているのかな。

なんだか人生観、変わりますね。食べるための命をかけた大移動。たどりついた別天地。

人間であることを忘れてしまう光景。

ヌーの子どもをほとんどみかけないところをみると、ここで、まもなく出産がはじまるのだろう。

 

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