哲学中のライオンや赤ちゃんと一緒のトムソンガゼルがいた! [ケニア・タンザニア]
2011年1月20日
ケニアでの最初の朝を迎えた。朝食は6時から。少し空が明るくなってきた。月がまだ出ている。
写真手前はロッジのプール。
朝7時には、ロッジを出発した。動物たちが、朝食のために姿をあらわす時間なのだ。
今晩のお泊りはマサイマラなので、ナクルロッジを引き払う。
マサイマラに向かう前に、ナクル湖のフラミンゴを見に行く。途中では、いろいろな動物に出会った。
最初は、アフリカ水牛。まだ太陽が昇っていない朝もやの中で、こちらを警戒してじっと見ていた。
アフリカ水牛は、お隣のおばさんのような親しみのある雰囲気を持っているが、結構、獰猛らしい。
朝日が輝き始めて最初に出会ったのが、キリン。はじめてのキリンなので、大騒ぎだ。大声を出してはいけないので、ひそひそ声で騒ぐ。
こちらの騒ぎが聞こえてしまったのか、歩き始めた。オイオイ、どこへ行く。
イエ、走りやすいところに移動しただけ。
キリンは道までくると立ち止まったまま動かなくなってしまった。私たちの車が前へ進めないじゃないの。車がそろりそろりとキリンに近づくとキリンは車道をとっとと逃げ始めた。しばらくして、ようやく道路わきに退いてくれた。
このキリンはロスチャイルドキリン。足が白いソックスを履いているようなので、見分けがつくのだそうな。とても優雅なたたずまいだ。朝食のじゃまをしてごめんね。
森の中では、ヒヒの家族がいた。朝食をどうするのか、相談しているのだろう。子供は木にぶらさがって遊んでいる。このあたりのヒヒはオリーブヒヒと呼ばれている。体がオリーブ色だからなんだって。そうかなぁ。
ほろほろ鳥は、車道に出ていたが、車が近づくと大急ぎで茂みに入っていった。
以前、東京でほろほろ鳥のソテーなどというフランス料理を食べたことを思い出した。確かにまるまると太っていて、おいしそうだ。
逃走中の急ぎ足なので、ピンボケになってしまった。
おっ!!!! ライオンではないか。ライオンもはじめてなので、ひそひそ声で大騒ぎする。
オスのライオンだ。
目が合ってしまった。
やっぱりライオンは風格がありますね。哲学している顔だ。
次は、またアフリカ水牛。今度は集団だ。真ん中にいるのが、見張り役で、こちらを警戒している。朝食が始まっている。
今度は、シロサイ。左は子供で、大きいのはお母さんかな。
白くもないのに、シロサイとはこれいかに。
ケニアではシロサイが絶滅しかけていたが、南アから繁殖のために連れてこられたそうだ。南アではシロサイのことを幅の広い口を意味する”Weit"ヴァイトと呼んでいたのだが、これを英語のホワイトに間違えたために、シロサイになったんだって。
シロサイの口は平ったくて広いが、クロサイは、口はとがっているんだそうな。口を確かめることができなかったのは残念。
次はトムソンガゼル。これは今までにもよく見かけた。どこにでもいるらしい。おなかに黒い帯があるので、すぐにわかる。たいてい、集団だ。
ところが、一匹だけ離れているトムソンガゼルがいた。よく見ると、赤ちゃんらしいのもいる。
トムソンガゼルは出産のときには、群れを離れる。赤ちゃんは1ヶ月ほど、生まれたところに隠されて、母親がときどき面倒を見にやってくる。トムソンガゼルの赤ちゃんは無臭なので、草原に隠しておくほうが安全らしい。
赤ちゃんがおっぱいを飲み始めた。母親はこちらを警戒している。
これはグランドガゼルかな。お尻の形がトムソンガゼルと少し違う。おなかの黒い帯もグランドガゼルは薄いそうだ。いつも見かけるので、見るたびに違いを認識するお勉強をしたのだが、いまだによく区別ができない。
写真の上の黒っぽいのはサファリカー。やっぱりグランドガゼルかな。
次はトムソンガゼルやグランドガゼルに似ているが、おなかに黒い帯のない、インパラ。遠くに1匹だけ見えた。角がかっこいい。
すごい、すごい!
いよいよ佳境に入ってきましたね
私も、サファリ、ずっと前に行きましたが
興奮が思い出されます!
by green (2011-09-17 20:02)