モーツアルトのふるさとザルツブルグを散歩する [ロマンティック街道]
ザルツカンマーグートからポストバスで、ザルツブルグに戻った。ホテルのあるミラベルの停留所で下車できた。
午後5時近くだったと思う。なにはともあれ、モーツアルト博物館に行こう。アウグスブルグのモーツアルト博物館は、間に合わなかったし、ザンクトギルゲンのモーツアルト博物館は閉館中だったのだ。
それに、ここザルツブルグは、モーツアルトが生まれた町だ。
ホテルからモーツアルトの生家であるモーツアルト博物館まで、歩いて10分ほど。ザルツブルグははじめてなので、どうしてもあちこちに目がいって立ち止まりたくなる。一方、同行の友人は、ザルツブルグ、もう何度目なんだろうか、手馴れたものだ。
展示の手書き楽譜は、どれも迷いが無くすらすらと書かれている。しかもとてもきれいで、音符がそろっている。
いつも、モーツアルトの弦楽四重奏などあれこれと弾いているが、全曲、弾くまでにどれくらい時間がかかるのだろうか。それを、モーツアルトは短い一生の中で作曲したのだ。Adaが弾く時間よりも作曲のスピードのほうが速い。
さて、モーツアルト博物館の後は、7時半のマリオネットの開演まで、なにも予定が無い。ザルツブルグは、祝祭劇場での公演にあわせて、再訪したいと思うので、今回は、のんびり過ごそう。
この日は、祝祭劇場の公演がなかったので、マリオネットにした。同行の友人はこのあたりも手堅く検討し、チケットを予約してくれている。演目は「サウンドオブミュージック」。
ザルツブルグといえば、どのガイドブックにもホーエンザルツブルグ城塞が載っている。丘の上に建っているので、どこからでも目に付く。
金の球の上に人間が乗っている、このオブジェはいったい、どういう意味があるんだろう。
1628年に建てられたという大聖堂。
ちらっとのぞいてみる。
これはなんの塔だろう。
モーツアルト広場のモーツアルトにもご挨拶。
ウィーンのモーツアルト像よりも威厳がある。こちらはモーツアルトの本家ですからね。
午後6時、州庁舎のグロッケンシュピールが歌っている。
グロッケンシュピールが本当に鳴っているか、拡大する。
かわりばんこに鐘が動いているのがわかる。
相棒が、この広場でデーメルをみつけた。チョコレートのケーキを食べたいという。そういえば、今日の昼食も、登山電車だのロープウェイだのと動き回っていて、ポストバスを待ちながら朝食の残りのパンとバナナを食べただけだった。おなかがすいているのだ。
相棒いわく、デーメルのチョコレートはなかなか食べられない、今しかない。じゃぁ、夕飯はチョコレートケーキにするか。旅行中の1食くらいケーキにしてもかまわないだろう。さすがにオーストリーだ、水がタダでついてきた。感激だ。
しかしですね。私はウィーンでもザッハーのトルテをごひいきにして、デーメルにはいかなかったのですよ。なんといってもザッハーのほうが本家ですからね。
さて、マリオネットの開演までの時間に、ザルツァッハ川を渡っておみやげを買いに、行こう。おみやげはもちろん、モーツアルトクーゲル。それにモーツアルトカレンダー。
暑い1日だった。ザルツブルグは快晴。朝、ザンクトヴォルフガングで雨に降られたのとは打って変わったお天気になった。子供も噴水の水を浴びて喜んでいた。
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