ヴォルフガング湖で泳ぐ [ロマンティック街道]
ザルツブルグから40分ほどバスに乗って到着したあたりは、ザルツカンマーグートとよばれている。サウンドオブミュージックの舞台になったところである。湖が70以上もあり、2000m級の山々が連なっている。
ザルツブルグからホテルのあるザンクトヴォルフガングまで、直線距離では30kmほどである。ポストバスはあちこち停まりながら走るので、時間がかかった。バスの終点のバートイシュルは、ハプスブルグ家の保養地だった。バートと頭についているので、わかるのだが、温泉地である。日本でいえば、イシュル温泉か。ザンクトヴォルフガングがどしゃぶりの雨だったらバートイシュルの温泉プールに行こうと考えていたのだが、結局行かなかった。
さて、ホテルは、イム・ヴァイセン・レッスルという名前。「白馬亭にて」と訳し同名のたオペレッタが作られ、その舞台も、ここのホテルだったために、ホテル自体がすっかり有名になった。Adaもここに泊まるというので、出発前にYouTubeで、そのオペレッタを見た。
こんなホテル。裏側が湖。
このホテルのトレードマークはもちろん白馬。
ホテルのベランダからの景色はこんな感じ。
このホテルから直接、湖面に行けて、泳げるらしい。6月だったし、緯度は札幌と同じくらい。標高は500mの地点である。寒くて泳げないだろうと思ったのだが、船から泳いでいる人が見えていた。
なので、水着に着替え、バスローブを羽織って、湖面までいった。恐る恐る水に足を入れると、冷たくない!!!
アラセブの記念にもなるので、泳ぎましたよ。アラセブ?アラウンドセブンティです。
まるで真夏のように感じた。
だが、木枠の中の水は湖のものとはちがうのではないか、という気がした。湖面に浮かぶプール?
生まれて3ヶ月くらいの赤ちゃんも泳いだそうな。
屋内プールでも、泳いだ。
今日は、ザルツブルグに到着したのが、ちょうどお昼。サンドイッチのような手軽なものを食べようとしたのだが、あいにく、みつからなかった。ポストバス探しもしなければならなかったので、バス停で、朝食の残りのパンをかじっただけだった。
泳いだこともあっておなかがぺこぺこだ。おいしいものを食べよう、と、外に出たとたんに雨が降ってきたので、ホテルのレストランに入った。窓側で、湖面がすぐ近くに見える。
雨はどんどんひどくなった。湖面に雨があたって波打っている。
シュパーゲル(ホワイトアスパラ)はあるか、と聞くと、スープならあるという。これがおいしかった。
シュパーゲルをすりつぶしてあるらしく、ほのかにホワイトアスパラの香がする。
メインはじゃがいもとソーセージにしたかったのだが、ここはドイツではなく、オーストリーであることを思い出し、普通のパスタにした。どうもパスタが無難そうである。相棒はますのムニエルを取ったので、おすそ分けしてくれた。
やっとシュバルツビールが通じて、黒ビールが飲めた。
外の雨はひどくなる一方で、雷まで鳴りはじめた。
ゆっくりと時間をかけて食事を終えると、雨はやんでいた。
これ、午後8時ころだったと思う。
シングルの部屋で久しぶりにテレビをみながらゆっくりした。オペレッタの映画「白馬亭にて」がずーっと放映されていた。
わわわ!
お顔を塗っちゃいましたね〜
いいですね、こういう、旅!
ホワイトアスパラのスープも♡
私も、ず〜〜〜ット前少しだけ、ドイツに住んでいたので
すごく懐かしい気がします
Adaさんの旅、楽しみです
by green (2011-08-14 12:29)