土門拳記念館 ~湖に浮かぶ城 [小旅行]
☆ 今日のお花 「土門拳記念館にて ~萩」~~オーケストラフェスティバル旅行で寄り道
今日のお花
酒田市出身の写真家、土門拳を記念して作られた土門拳記念館は、個人の写真記念館としては世界でも唯一だそうです。
表紙は、萩です。ほころびかけたばかりでした。
建物は、湖に浮かぶお城のようです。
建物前面に広がる池は、人工池です。
建物を中心に、まわりを小高くして、森を作っています。
建物は谷口吉生設計。
池、鳥海山を眺める借景、森など、周囲を計算しつくして設計されています。
建物からは林の向こうに、鳥海山が見えるはずでした。
あいにく雲がかかっていました。
一面、ガラスの窓です。
中庭に相当する場所には、段差に組まれた石畳の上を水が流れています。
その真ん中に、イサムノグチの彫刻が置かれています。
彫刻を拡大すると、こんな感じ。
イサムノグチは、岩の表面に大変神経を使う彫刻家だったそうですから、この岩も計算しつくされて、こういう形になったのでしょう。
この彫刻の名前は、「土門さん」。ウ~ン!!
イサムノグチの初期のころの彫刻は、有名人の顔などが、実にリアルで、依頼人が引きも切らなかったとか。
商業ベースの頭像制作をきっぱりと止めて、岩に取り組んだそうです。
この「土門さん」のような、なにげない岩でも、模型を作ったりして計算したそうです。
adaにはさっぱりわかりませんが、素朴な雰囲気がとてもいいと思います。
この石庭の名前は「流れる」です。
勅使河原宏の制作です。
勅使河原宏といえば、映画監督から草月流の家元になった方として有名です。
この石庭も、生け花の雰囲気が出ています。
石庭の見える部屋には、広島をテーマにした写真を展示していました。
酒田市の中心を流れる最上川の川辺は、白鳥の飛来地だそうです。
夏の時期はシベリアに行ってしまって、白鳥はいないのですが、中には、怪我をしたりして、飛べない白鳥もいるそうです。
土門拳記念館の池には、シベリアに行けなかった白鳥が2羽、遊んでいました。
そろそろ萩の季節なのですね。
白鳥さんたち、ドイツの白鳥とはちょっと違いますね。
日本のは柔らかい優しい感じがします。
by めぎ (2007-08-23 03:08)
おはよう御座います。
お花のマクロ写真とても素敵で何時も感心していますが・・
今日の風景写真も・・丁寧な撮影で・・それぞれ・・写したい
ことが理解出来る様な撮影ですね・・
丁寧に綺麗に撮影された写真ですね。
暑い日が未だ未だ続きそうです・・
体調管理大切にして残暑を乗り切ってください。
by チャッピィー (2007-08-23 04:44)
おはようございます^^
土門拳さんは有名ですね~。でも実際は彼について何にも知らないわ(--)
イサムノグチについても同じく・・・なにやら奇抜な彫刻家、と言うようなイメージが自分の中で膨らんでいるだけ、、、
考えてみると世の中の有名人について名前だけ知っていると言う人がほとんどなんだわ^^
by (2007-08-23 05:20)
萩が咲いていますね♪
風景をも含めて計算された設計の建物、シンプルで素敵ですね^^
by MOCOMOCO (2007-08-23 08:06)
adaさま
同じ対象物を撮ってもこれだけ違うのですね。
まず明るさからして違います。
構図とか、鮮明さとか、カメラの品質がいいのももちろんですが、
素晴しいです。
一緒にまわらして頂いて、きれいな写真も見られて
楽しい旅行でした。
by ゆり (2007-08-23 12:11)
ada さん、こんばんわ、(^ ^)
水上の白い建物をぼんやり映すさざ波、
元気な萩の枝の薄い緑、大人しい豆の花のピンク、
晩夏の風を感じます。 ♪└|・.・|┐♪
by xml_xsl (2007-08-23 17:14)
湖に浮かぶ記念館、素敵ですね
昔フランスで見たお城を思い出しました。
by wakatate (2007-08-23 20:55)
みなさま
訪問とナイス、ありがとうございます。
たくさんのコメントもいただきまして、ありがとうございます。
まとめてのレスで失礼いたします。
今回の観光の目的のひとつが、イサム・ノグチの彫刻を見ることでした。まわりの風景にぴたりと収まった彫刻は、わからないなりに、頭に浸み込みました。
もちろん土門拳さんの写真も素晴らしいです。それぞれの写真に主張があるのを感じ、adaも少しでも近づきたいなぁと思いました。
場所、建物、彫刻、庭、展示内容、それぞれが、その時代の最高のもので構成されたこの記念館は、素晴らしいところです。みなさまもぜひ行かれることをお薦めします。
ゆりさん
一緒にまわってくださってありがとう。
by ada (2007-08-23 23:27)