願いをこめて [料理]
写真は元旦の朝のキッチンです。
おぞうにが初日の出の光に包まれている様子を撮ってみたかったので。
今日は我が家のおせち料理特集です。
まずお雑煮です。おもちがみえるように、撮り直しました。
愛媛県出身の両親は、毎年、おもちを愛媛県から取り寄せています。
だから丸もちです。
鶏肉でお出しをとっています。
大根とにんじんはいちょうぎりになっていますが、これは末広がりを意味します。
お正月の野菜の切り方の基本ですね。
これにほうれんそうと三つ葉を入れています。匂い付けにゆずもほんの少し。かまぼこも一切れ。
次のお重は、紅白のかまぼこと、伊達巻です。
かまぼこは市販品ですが、伊達巻は私が作りました。
1本の伊達巻を作るのに、卵5こと生たら100gを使います。
これを6本作りました。合計で卵は30個使いました。
恐ろしいほど多いですね。
コレステロールがたまりそう!!
これを卵焼きのフライパンで焼いて、鬼すだれで巻きます。
よくみえるように切ったものを1個上にのせておきました。
次は、八つ頭の煮物、くわいの煮物、たけのこの煮物と昆布巻きです。
くわいは、”芽が出ますように”。
昆布巻きは”よろこぶ”のごろあわせ。
今回、一番時間がかかったのは昆布巻き。ごぼうを芯にして牛肉を巻き、その上を昆布で巻き、それをかんぴょうで巻いて止めます。大なべにいっぱい作りました。
八つ頭やくわいの皮むきは毎年、米寿の父の仕事です。
次も煮物です。
れんこん、しいたけ、こんにゃくです。
ひとつ葉は庭からとってきて、子供たちが切りましたので、ちょっとまだ初心者風です。
にんじんの煮物は年によって、梅の形に切り抜いたりしますが、今年はなにもしないままです。
次は黒豆です。
”まめ”(健康)でありますように。
毎年、白豆と花豆も煮るのですが、今年は黒豆だけ、しかも、やわらかかったせいか、少し煮崩れてしまいましたので、急遽、庭のなんてんの葉を上にのせてカムフラージュです。なんてんの葉は防腐剤にもなるのだそうで、毎年使います。
次は酢レンコンと酢ごぼうです。
酢ごぼうはこれも縁起物で切れ目を入れますが、末広がりの切り方と呼んでいます。
これはごまめ。
栗の甘く煮たもの。
秋に栗を買って冷蔵庫の奥で保存しておいたものを、米寿の父が皮を剥いて、母が煮ました。毎年やるので手馴れたものです。
おせちを入れているお重ですが、小さい四角いお重は、父が生まれたときのものです。父の生家では、子供が生まれると、その子供用のお重を買って与えたそうです。だから父の年だけ、88年間使っていることになります。
大きくて四角いお重は、両親が結婚したときにいただいたものだそうですから、やはり60年以上使っていることになります。
丸いお重もカラフルでプラスティックみたいですが、本物の塗りのお重です。これは、父の永年勤続の記念品だそうです。30年以上使っています。
というわけで、どのお重も古いもので、塗りが剥げかかっています。だから、おせちを盛るときはアルミホイルを敷いています。
これらのおせちは、以前に比べますと大分、品数は減りましたが、毎年作っています。大量に作りますので、準備が大変ですが、だからといって、買ってすます気にもならず、大騒ぎしながら作るプロセスを楽しんでいます。
nice!を連打したいくらいです。
「ごっくん」となりながら見とれてしまいました。
今年はちゃんとお手伝いしようかな。
こんなやつですが、新しい年も引き続きよろしくお願い致します。
by (2007-01-06 02:17)
おはようございます^^
すべて手作りなんですね~。集まってくる方が大勢いらっしゃるのかしら。
楽しみながら作るってお料理の基本ですものね。愛情がこもって、とても美味しい御節ですよね~。そうね~わたくしはお雑煮とお煮付けが頂きたいわ(^^)
ひとつ葉ってハランのことなんですね・・・何処の言葉かしら。
by (2007-01-06 05:25)
湯気がいいですねぇ。
by (2007-01-06 16:10)
手作りの御節料理、作るのは大変でも
心がこもっているのはやはり良いですね、
昔の、漆塗りの入れ物、歴史があって
素敵ですね、
両親はいまだに、まるもちですか!
こだわりは変えられないですね。
by wakatate (2007-01-06 18:21)
linnea さま
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
お料理はあれこれ試してもほとんど失敗することがなく、しかも楽しいですね。
by ada (2007-01-06 22:41)
mimimomoさま
両親が健在ですので、3人姉妹が家族を連れて集まります。今年は4世代、15名が集まりました。そのためのおせちです。
ひとつばというのはどうも間違いらしいです。はらんともいいますが、こちらが正しいですね。
by ada (2007-01-06 22:48)
tanaka-ma3 さま
今回の中では、湯気がもっとも自分で、いいと、思っていますので、tanaka-ma3 さまからもそうおっしゃっていただくとうれしいです。
by ada (2007-01-06 22:50)
wakatate さま
自分で作る食べ物は、甘くなく、辛くなく、自分の好みの味付けになりますので、いいですね。
この近辺ではまるもちは売ってなくて、のしもちばかりです。仕方がないので、愛媛県からまるもちを取り寄せています。やっぱりこだわりがあるようですよ。たしかにおいしいですね。
by ada (2007-01-06 22:55)