ビュルツブルグのレジデンツ、世界遺産の宮殿の皇帝の間で、コンサートを聴く [ロマンティック街道]
2011年6月9日、18時ごろ、ビュルツブルグに到着。
ビュルツブルグの駅から、ホテルまでは、300mくらいだっただろうか。背中にバイオリンを背負って、スーツケースをがらがらと引いて歩いていると、女性から日本語で声をかけられた。
「日本からいらしたのですか」
話すうちに、同じオーケストラのワークショップ参加者だということがわかった。日本からの参加者は10名以上いるので、開催地近くのビュルツブルグで出会ってもおかしくないわけだ。彼女とは、ビュルツブルグでその後、3回も出くわした。さらに、ワークショップ参加者の宿舎では、2名1室の同室に割り当てられた。
ビュルツブルグに泊まることにしたのは、ちょうどこの時期に、モーツアルト音楽祭をやっていたから。今夜7時半からの演奏会のチケットも確保してある。
ホテルに荷物を置くとすぐに、演奏会の開催場所である、レジデンツに向かった。
レジデンツから、振り返ると遠くにマリエンベルク要塞や、教会が見える。
このレジデンツに隣接して、レストランがあるので、軽く腹ごしらえをした。お昼が遅かったせいか、あまり食欲はなかったのだが、ここの特産品であるフランケンワインを飲みたかったのだ。フランケンワインのビンはこんな形。
演奏会場は、レジデンツの中のカイザーザール、皇帝の間である。建物の中でもっとも立派な部屋である。レジデンツは18世紀に大司教が住むところとして建てられた。この地域では、大司教が統治していたので、大司教、つまり、王様になる。
レジデンツは世界遺産に登録されている。内部装飾が見事、ということらしい。
カイザーザールに入る手前に大きな階段がある。
ここの天井は、600平米もあるそうだ。そこに描かれているフレスコ画は世界最大だとのこと。こういう絵である。世界の4大陸を表しているそうだが、よくわからない。
そしてカイザーザール。
奥のほうに舞台が作られていて、室内オーケストラのための譜面台が並んでいる。上の写真は、Adaの座席から撮った。
2部屋続きで演奏会場となっていて、扉が3箇所、開かれている。だから、扉と扉の間の席は、舞台がほとんど見えないので、大変安い値段に設定されているそうである。舞台と同じ部屋の席がAランク。カメラを構えた位置が、次の部屋の最高の席。舞台の真正面である。が、ここはBランク。
この演奏会に、さきほどの日本人女性や数名の日本人がいたが、みんな、ワークショップ参加者だそうな。ヴァイカースハイムに行くのならついでに寄って行こうって、誰も同じことを考えるのね。
演奏会 開催されるレジデンツの中の皇帝の間。。。
中々理解できない世界です。。
by ララアント (2011-08-09 23:22)