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ナクルロッジから見えるシマウマやバッファロー、それにハイエナも [ケニア・タンザニア]

ナクルロッジの湖を見渡せる庭は、とてもおしゃれな雰囲気だ。 夕飯までのひとときを、ここで過ごす。

標高が2000mほどなので、真夏のはずなのだが、とてもさわやかで気持ちがいい。

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ここの前面に広がる風景はこれ。

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遠くにナクル湖が見える。目の前の池には、ただいまアフリカ水牛が入っている。草原ではシマウマが夕飯の真っ最中。

動物たちが見えるところでは、大きな音をたててはいけない。動物を驚かすようなことをしてはいけないことになっている。だからロッジの庭はとても静かだ。

ロッジ全体は有刺鉄線で囲まれていて、動物たちが入ってこないようにしている。ここでは、動物が檻に入っているのではなく、人間が檻に入っているような気持ちになる。

さて、望遠側カメラでシマウマをキャッチ。夕方6時ころは、ちょうど彼らの夕食の時間なのだ。

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ひとしきり、草を食べると池まで水を飲みにやってくる。

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次は、アフリカ水牛が水を飲む番だ。シマウマがいなくなったところを見計らって、やってくるところをみると、野生の掟でもあるのだろうか。

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ホテルの人が、ハイエナがいると教えてくれた。だが、寄る年波には勝てず、目の解像力が落ちていて、さっぱり見えない。カメラを思いっきり望遠にしてようやくハイエナが見えた。写真はだからぼけぼけ。ハイエナがこちらを向いて警戒しているのが小さく写った。

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ハイエナは今、なにをしているのか聞いてみたところ、ホテルの人曰く、おうちに帰っているところなんだそうな。どうしてわかるんだろう。ハンティング体勢ではないんだって。

食堂にいく道に月下の美人が咲きかけていた。我が家でもときどき咲く。

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夕食はビュッフェスタイルで、ヨーロッパ風のものが並んでいた。食堂の雰囲気や、テーブルの並べ方、食事の内容、どれもヨーロッパのホテルのレストランと変わらない。

食事の後、近くに住むキクユ族の人たちのパフォーマンスを見に行った。見物客は、外国の方が多かった。同じツアーできた日本人たちは、早々に部屋に引き上げていった。成田を出発したのが昨日の夜、まる2日間ほど、ベッドで寝ていないので、早く横たわりたいのだ。

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キクユ族はケニアでは最大の民族で、ケニア人口の5分の一を占めるそうだ。有名なマサイ族は、ケニア人口の1%にも満たないそうだ。

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ケニアでの最初の夜が更けていく。いよいよ、明日早朝から、サファリが始まる。


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哲学中のライオンや赤ちゃんと一緒のトムソンガゼルがいた! [ケニア・タンザニア]

2011年1月20日

ケニアでの最初の朝を迎えた。朝食は6時から。少し空が明るくなってきた。月がまだ出ている。

写真手前はロッジのプール。 

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朝7時には、ロッジを出発した。動物たちが、朝食のために姿をあらわす時間なのだ。

今晩のお泊りはマサイマラなので、ナクルロッジを引き払う。

マサイマラに向かう前に、ナクル湖のフラミンゴを見に行く。途中では、いろいろな動物に出会った。

最初は、アフリカ水牛。まだ太陽が昇っていない朝もやの中で、こちらを警戒してじっと見ていた。

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アフリカ水牛は、お隣のおばさんのような親しみのある雰囲気を持っているが、結構、獰猛らしい。

朝日が輝き始めて最初に出会ったのが、キリン。はじめてのキリンなので、大騒ぎだ。大声を出してはいけないので、ひそひそ声で騒ぐ。

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こちらの騒ぎが聞こえてしまったのか、歩き始めた。オイオイ、どこへ行く。

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イエ、走りやすいところに移動しただけ。

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キリンは道までくると立ち止まったまま動かなくなってしまった。私たちの車が前へ進めないじゃないの。車がそろりそろりとキリンに近づくとキリンは車道をとっとと逃げ始めた。しばらくして、ようやく道路わきに退いてくれた。

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このキリンはロスチャイルドキリン。足が白いソックスを履いているようなので、見分けがつくのだそうな。とても優雅なたたずまいだ。朝食のじゃまをしてごめんね。

森の中では、ヒヒの家族がいた。朝食をどうするのか、相談しているのだろう。子供は木にぶらさがって遊んでいる。このあたりのヒヒはオリーブヒヒと呼ばれている。体がオリーブ色だからなんだって。そうかなぁ。

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ほろほろ鳥は、車道に出ていたが、車が近づくと大急ぎで茂みに入っていった。

以前、東京でほろほろ鳥のソテーなどというフランス料理を食べたことを思い出した。確かにまるまると太っていて、おいしそうだ。

逃走中の急ぎ足なので、ピンボケになってしまった。

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おっ!!!! ライオンではないか。ライオンもはじめてなので、ひそひそ声で大騒ぎする。

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オスのライオンだ。

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目が合ってしまった。

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やっぱりライオンは風格がありますね。哲学している顔だ。

次は、またアフリカ水牛。今度は集団だ。真ん中にいるのが、見張り役で、こちらを警戒している。朝食が始まっている。

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今度は、シロサイ。左は子供で、大きいのはお母さんかな。

白くもないのに、シロサイとはこれいかに。

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ケニアではシロサイが絶滅しかけていたが、南アから繁殖のために連れてこられたそうだ。南アではシロサイのことを幅の広い口を意味する”Weit"ヴァイトと呼んでいたのだが、これを英語のホワイトに間違えたために、シロサイになったんだって。

シロサイの口は平ったくて広いが、クロサイは、口はとがっているんだそうな。口を確かめることができなかったのは残念。

次はトムソンガゼル。これは今までにもよく見かけた。どこにでもいるらしい。おなかに黒い帯があるので、すぐにわかる。たいてい、集団だ。

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ところが、一匹だけ離れているトムソンガゼルがいた。よく見ると、赤ちゃんらしいのもいる。

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トムソンガゼルは出産のときには、群れを離れる。赤ちゃんは1ヶ月ほど、生まれたところに隠されて、母親がときどき面倒を見にやってくる。トムソンガゼルの赤ちゃんは無臭なので、草原に隠しておくほうが安全らしい。

赤ちゃんがおっぱいを飲み始めた。母親はこちらを警戒している。

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これはグランドガゼルかな。お尻の形がトムソンガゼルと少し違う。おなかの黒い帯もグランドガゼルは薄いそうだ。いつも見かけるので、見るたびに違いを認識するお勉強をしたのだが、いまだによく区別ができない。

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写真の上の黒っぽいのはサファリカー。やっぱりグランドガゼルかな。

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次はトムソンガゼルやグランドガゼルに似ているが、おなかに黒い帯のない、インパラ。遠くに1匹だけ見えた。角がかっこいい。

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ナクル湖はフラミンゴとペリカンの楽園だった [ケニア・タンザニア]

いよいよナクル湖の湖岸に降り立った。だが、車を降りること許可されている場所は限られている。しかも歩き回ってはいけない。

なので、遠くから、フラミンゴやペリカンを観察した。写真真ん中の帯になってみえるのはペリカンやフラミンゴ。

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足元が白っぽいのは、塩が混じっているから。ナクル湖は塩湖なのだ。炭酸ナトリウムの水はジャッカルやハイエナが嫌うので、水鳥の楽園になっている。

岸で草を食べているのは、トムソンガゼル。水面には、ピンク色のフラミンゴ。

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こちらの岸辺もおんなじだ。なんだかとても平和だ。太古の昔からこの光景なんだろう。

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あっ!! 向こう岸にいるのは、サイ。

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フラミンゴが並んでいる。

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ちょっと拡大してみよう。

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湖面にピンクの影が映っていて幻想的な光景だ。

こちらはペリカン。岸辺でひなたぼっこ。もう食事は終わったんだろうか。

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飛んでいるのはペリカンだろうか。

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口が大きいからペリカンだ。

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こちらのフラミンゴはお食事中。

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こっちもお食事中。

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この水鳥は、アフリカトキコウかな。端正な姿だが、フラミンゴの近くにいるので割りをくっている。

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哲学している鳥。

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湖岸のシロサイは孤独に見える。

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だが実は、とても仲のいいお友達のアマサギといつも一緒だ。

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アフリカ水牛や、サイなどの大型動物には、よく鳥が止まっている。動物にくっついている虫を食べているのだ。

さて、ナクル湖ともお別れだ。また湖面から高台に戻っていく。

岸辺の夥しい数のペリカンが、見送ってくれた。

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