アウグスティーナーケラーでの夜食 [ウィーン・プラハ]
これはオペラ座を裏からみたところ。この前にザッハーホテルがあります。手前側右手が王宮方向。夜10時を過ぎているのでひっそりとしています。
朝のハイリゲンシュタットの散歩に始まって、午後の教会でのレクイムの練習、オペラと続いて、くたびれはてていたのですが、お昼に、とんでもない形のソーセージを食べたきりだったので、軽く食事をすることに。あ、オペラ座でワインを1杯飲んだっけ。
連れの友人が日本であらかじめ調べてあったレストランにいくことにしました。
オペラ座のすぐ横、王宮のブロックの端にアウグスティーナーケラーというレストランがあります。
ここはかなり有名なワインケラー(ワインの倉庫)なので、いつもは混んでいるらしいのですが、日曜日の夜も10時過ぎとあっては、さすがにお客さんがいません。
いい感じだったので、ずんずん入っていくと、座席に案内されました。
東洋人のおばさん2人連れは奇妙に映ったと思いますが、臆することなくどっかりと腰をすえました。
それにしても疲れているし、時差の調整もおかしいらしくて眠くて仕方がありません。あまり食べる気がおきないので、ワインとスープだけにしよう、と思ったのですが・・・・・・・
スープがとてもおいしく、疲れた胃袋に浸み込んでいくと、少し元気が出てきて、チーズと野菜を食べることに。
一皿を二人で分けて食べます。
パンもおいしそう。
またさらに元気が出てきたので、ポテトにチーズをのせて焼いたものを頼んだ・・・・・つもりでしたが、でてきたのはこれ。
クリームチーズをはさんだケーキでした。が~ん!
まぁ、好きだから食べよう。
夜も更けて、お客さんはとうとう私たち2人だけ。お店のおにいさんがそれとなく座って監視している雰囲気。
少し元気を取り戻した私たち。カールスプラッツ駅まで歩いて、地下鉄に15分ほど揺られ、ホテルにたどりついたのは、夜中の12時。
こうして、ウィーン第一日目は終わりました。長い一日!
それにしても、オペラが終わった後なので、有名なワインケラーは満員になるのではないかと心配していたのですが、こちらの方たちは、夜は早いのですね。アメリカのブロードウェイあたりですと、夜中の1時、2時ころまで騒いでいたと思うのですが。
シェーンブルン宮殿 [ウィーン・プラハ]
ウィーン2回目の朝を向え、友人とのおばさんコンビでシェーンブルン宮殿まで、電車を乗り継いで出かけました。友人が日本で見学予約をしてくれました。朝一番だったので、お客さんはまだほとんどいません。
これが、マリア・テレジア・イエローなのね。
正面広場を駆けている馬車。250年前も同じ光景だったでしょうね。
この宮殿はマリア・テレジアの時代に完成しています。マリー・アントワネットなど、マリア・テレジアのたくさんの子供たちは、ここを夏の宮殿として育ったのですね。モーツアルトも子供時代にマリア・テレジアにここに招かれています。
シェーンブルン宮殿は2階が公開されており、日本語のガイドホンを借りてまわりました。写真は禁止されていますので、写真集を買いました。世界中のぜいたくを集めたような部屋が並んでいましたよ。最近、日本でも人気が出ていた王妃エリザベートの肖像画など、ため息が出る美しさでした。さすが、600年の伝統を持つハプスブルグ家です。
室内の見学の後、めざすは、グロリエッタ。
こういう庭を回りこんで、裏に回ると・・・・
丘の上に建つのがグロリエッタ。展望台という意味でしょうか。ここまで登ります。
途中で写真を撮って・・・
ネプチューン噴水。ギリシャ神話のシーンですって。時間がないので先を急ぎます。
庭園の両脇は広い森が広がっています。たんぽぽが白いの黄色いの取り混ぜてとてもきれいでした。
グロリエッタはもうすぐ・・・
後ろを振り返ると宮殿が眼下に広がっています。
ついにグロリエッタに到着。宮殿から20分かかりました。
ウィーンの街が広がっています。お天気がよくてよかった~。
シェーンブルン宮殿は世界遺産に登録されていますが、建物の一部は賃貸になっていて、一般の市民の方が住んでいるのですって。そういうことも有りなんですね。
1100室ほどもあるそうですから、確かに国の財産として管理するだけですと大変なのでしょうね。
グロリエッタで王侯気分 [ウィーン・プラハ]
シェーンブルン宮殿の展望台、グロリエッタで、少し休むことに。
あ、その前にグロリエッタのてっぺんにはマリア・テレジアの名前が入っています。
建物の横に階段があり、中に入っていきます。
マリー・アントワネットやエリザベートもきっとここで休んだでしょうね。
こういう景色をみながら・・・・
友人はグロリエッタのマークの入ったケーキを食べ・・・
Adaはカンパリにアイスクリームがのっかったのを食べました。水もウィーンのスタイルどおり、スプーンをのせて出されたので、大満足。水はウィーンではどこでも出されました。
ウィーンはヨーロッパで唯一、生水が飲める都市なんだそうです。コーヒーを頼んでも水がついてきます。
フランツ・ヨーゼフの時代の150年も前に遠くのアルプスから200kmも水道をひっぱてきたのだとか。さすがハプスブルク家です。
元気を取り戻した私たちは、宮殿の屋根にのっかている、こういう女神や・・・
こういうかっこいいお兄さんに別れを告げたのでした。
2時までに、ホテルに戻り、夕方のゲネプロ(最終練習)、夜の教会での演奏会のために、楽器を持ってこなければなりません。その前に、中央公園の金ぴかのヨハンシュトラウス像にも挨拶して、お昼をたべるのです。
宮殿の庭には植物園、動物園、迷路などまだまだたくさん、見るべきものが残っていますが、それはまた今度きたとき。大急ぎで次の目的地にむかいました。