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指揮者カラヤンの生家 [チロル・ドロミテ]

ザルツブルグに到着した。添乗員さんが、夕食をとるレストランまで連れて行ってくれることになっている。それから夕食までがフリータイムとなる。だけど1時間くらいしかない。
まずは、ミラベル庭園を通り抜けながら案内してくれる。遠くにホーエンザルツブルグ城塞が見える。
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ピンクのベゴニアの色がいい。
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庭園の高いところに上ると、ペガサスの噴水を中心にした庭園が一望のもとになる。反対側は、ばら園になっていて、ちょうど満開だった。IMG_6496s.jpg

ホーエンザルツブルグ城塞の記念写真を。今回もあそこには行けないなぁ、と思っていたのだが、なんとツアー仲間であそこまで往復した人がいた。
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日差しが強くて暑いので、木蔭を探し求めて歩く。今日は、氷河もあったグロースグロックナーから、避暑地のザルツカンマーグートを通ってきたのだ。暑さがこたえる。
観光客もみんな木蔭のベンチで休んでいる。
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ミラベル庭園の出口には、ギリシャ神話に基づいた彫像が向かい合って建っている。なんだか、じゃんけんをしているみたいだ。
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ミラベル庭園を出るとすぐにマリオネット劇場がある。以前、来たときは、ここで「サウンドオブミュージック」を見た。その時の記事はここ。
http://violine.blog.so-net.ne.jp/2011-08-21

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さらに旧市街に向けて、橋を渡ろうとしたとき、指揮者カラヤンの生家だと添乗員さんが教えてくれた。ひぇ~~、以前来たとき、さがしたのよ~。IMG_6506s.jpg

本当だ、カラヤンの彫像が建っている。
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カラヤンもモーツアルトのお膝元で生まれ育ったのは、聞いていたが、こうして、ザルツブルグのど真ん中の大きな家をみていると、モーツアルトの影響を多大に受けたに違いないことがひしひしと伝わってくる。

カラヤンというと、ベルリンフィルを思い浮かべるので、ドイツの機械のような正確で非の打ち所のないようなイメージを持ってしまう。作曲家でいうとベートーベン風かなぁ。オーストリーあるいはウィーン風というか、そんなところは感じられなかった。事実、今までテレビやCDで聞いたカラヤンの指揮は、猛烈なスピードで疾走するように感じた。

だが、ザルツブルグのこの彫像を見ると、そういう見方だけではとらえきれないことが、わかってくる。モーツアルトの町で生まれ育ち、モーツアルテウムで学んだということが、カラヤンの基盤なのだ。

日本人で初めてベルリンフィルに入団したヴィオラの土屋邦雄さんは、今も年1回、お里帰りのときに、オーケストラの指導をしてくれる。モーツアルトの交響曲などの演奏指導をしてくれるのだ。
で、私Adaも、毎年楽しみで参加している。

土屋さん(先生というと怒られる)ご自身のボーイング、フィンガリングの書き込まれた楽譜をもとに演奏していくのだが、そのボーイングや指使いが実におもしろい。へ~、ベルリンフィルはこんなボーイングで弾くのねぇ、なるほどねぇ~、という驚きがあちこちで生まれる。

しかもモーツアルトの弾き方が、今まで日本の指揮者から教わったのとはまったく異なる。音をあまり切らないでのびのびと弾くので優雅に聞こえる。へ~、モーツアルトの楽譜からこういう音楽が生まれるのねぇ、という思いがけない発見をすることになる。

その土屋さんは、40年間ベルリンフィルに在籍し、カラヤンの指揮で弾いていたのだ。カラヤンもこうしていた、ということを何度かおっしゃっていた。だが、土屋さんのおっしゃるカラヤンと優雅なモーツアルトがどうしても結びつかなかった。

ところが、ザルツブルグの生家と彫像を見ていると、そこの疑問が氷解した。カラヤンがモーツアルトを正しく理解しないわけがない。カラヤンが生まれた時からモーツアルトは空気のようにそばにいたんだから。カラヤンと優雅なモーツアルトがはじめてひとつになった。

その土屋さん指揮の私たちの演奏会に、なんと小澤征爾さんが聞きに来られたことがあった。土屋さんと小澤征爾さんとは、なかよしなんだそうだ。モーツアルトを小澤さんからほめてもらったと、土屋さんが打ち上げの席ではなしていた。もっとも、オーケストラは私たちアマチュアなのだけど。

カラヤンやモーツアルトに対する理解が不足していることを痛感する。

さて、カラヤンの生家があるのは、新市街のザルツァッハ川沿い。
これから橋を渡って、向こうに見える旧市街に歩いていく。
歩いて5分ほどのところにはモーツアルトの生家がある。
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