ハイリゲンブルートの教会 [チロル・ドロミテ]
パステルツェ氷河のある谷から這い上がってきて、ようやくバスの走る道路までたどりついた。
ここにあるグロックナーハウスで休憩になった。
グロースグロックナーがひときわ高くよくみえる。
ダム湖がはるか下に見えるが、山間からダム湖に下りて、水辺をひとまわりしたのだ。
歩いたばかりのダム湖の堤防も見える。
今いる山側の中腹を、フランツ・ヨーゼフ・ヘーエに行く道路が横切っている。
見納めとなるので、オーストリーの最高峰、グロースグロックナーを望遠側で撮っておこう。
くっきりと姿をみせてくれたことに感謝。
ついでにその右側のぎざぎざの山も大きく撮っておこう。いつも脇役なんだろうから。
山の案内看板があった。赤線で書いてあるのが歩いたところだ。
一般的なハイキングコースなんだろう。
右端上に山小屋のマークが3つ並んでいるが、一番下が、フランツ・ヨーゼフ・ヘーエになる。
この図によると、フランツ・ヨーゼフ・ヘーエの真下にも氷河があるように描かれている。
が、現在ではこれよりはるか遠くまで後退してしまっている。
図の一番下に大きく白くなっているのがダム湖。
その上にサンダー湖が描いてある。
サンダー湖のところまで氷河はあったのだ。
バスを待つ間、のんびりと花を眺めながら過ごした。
花盛りで、本当にいい季節にきたと思う。
こうしてみると、白いマーガレットも、存在感がある。
フーロウ系の花かな。
マツムシソウだ。
赤いぎぼうしみたいのはナンダロウ。よくみるんだけど。
さて、バスでまたハイリゲンブルートまで戻ってきた。
この教会が町の目印になる。観光パンフレットには必ずこの教会が載っている。
車窓から撮ったので右端がぼやけてしまった。
パンフレットの写真はこんなだったかな。これも車窓から。
町の真ん中でバスをおろしてもらって、教会をひとまわりすることにした。
簡素なパイプオルガン。
教会の庭のまわりは、お墓になっている。
グロースグロックナーがみえるはずだが、山裾が少しみえるだけ。
お墓にはいろいろな花が植えられている。
エーデルワイスもあった。
さらに裏に回り込んでいくが、お墓が続いている。
教会を出て、町の中心にいくと、そこには水晶の噴水があった。
本物の水晶かどうか、しばらく眺めて確かめていたが、やっぱり本物らしい。
ガイドブックにも出てくるからきっと本物だろう。
こんなに大きな水晶の結晶を見たのははじめてだ。
ぶらぶらとホテルに向かって歩くが、ホテルを通り過ぎて、スーパーまで行くことにする。
ハイリゲンブルートも2泊目なので、様子がわかってきた。
もう、ザルツブルグで泊まるだけだし、買い物がこれからできるかどうかもわからないので、ここのスーパーで少し土産物を手に入れておこう。
スーパーに行く途中にあった、壁絵が素晴らしいホテル。
帰国後、土産物のチーズを94歳の父に渡すとき、ハイリゲンブルートで買った、というと、父もそこに行ったことがあるといっていた。チーズは大変喜ばれた。チーズがなによりも好きなのだ。
そして、ハイリゲンブルートの教会の絵も描いた、といって、持ってきたのがこれ。
ん~、雰囲気はハイリゲンブルートですね、グロースグロックナーが、強調されている。
これを描いたのは80歳くらいだったかしら、旅行もそのころだったと思う。
リタイア後から85歳くらいまで毎年2回は海外旅行に行っていた。
これは油絵。
70歳からはじめた油絵だ。
さて、私たちが泊まったホテルはここ。
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