雨のお花畑にマーモットがいた [チロル・ドロミテ]
2563mのホーエムート展望台から1930mのオーバーグルグルの村まで下山することになっている。
といってもまわりは霧でなにも見えないので、近くのお花を見ながらゆっくり歩く。
遠くにアルペンローゼが咲いている。
歩いているのは、我がグループだけ。
カメラを抱えて、花を撮りながら歩いているので、いつも最後尾近い。
先を行っている人たちの姿は霧に消えていく。
それでも、大自然の空気を吸っているすがすがしさを感じる。
今度は、青い花の群落が見える。
フウロソウだ。
ゲラニウム・シルヴァティクム[Geranium sylvaticum](フウロソウ科:花弁5){ゼラニウム}
そうか、ゼラニウムの仲間なんだ。
ダクティロザリ・マクラタ[Dactylorhiza maculata](ラン科:花弁唇形3)ウズラバハクサンチドリかな。
ハクサンチドリってこういうお花なんだ。
これはナンダロー。
前を行く人たちが立ち止まってなにかを見ている。
なんだなんだ。
オ~!!
マーモットが3匹、遊んでいる。
ネズミ目リス科。
ヨーロッパアルプスには猛獣はいないのかしら。クマとか、オオカミとか。
どこにでもあるような黄色いお花だけど、こういうのは案外、名前を調べるのは難しい。オテアゲ。
青い花はなんだろう。
勿忘草かな、遠くてわからない。
お天気が悪くても、こういう大自然の妙を楽しめるのはシアワセ。
元気な花、リナントゥス・グラキアリス(ゴマノハグサ科)
その群落。
お花畑が素晴らしい。
雨にもかかわらず、カメラを構えていたら、レンズフィルターに雨滴がついてしまった。
白いお花畑。
近づいてみると、
ワタスゲが雨に打たれた姿かしら。
バルトシア・アルピナ[Bartsia alpina](ゴマノハグサ科:花弁唇形){シオガマギク属}かなぁ?
川が見えてきた。
雨がひどくなって、カメラはもう限界かも・・・・
と思ったとき、少し先に、ぼんやりと小屋が見えてきた。
昼食をとることになっている山小屋に到着したのだ。
霧でまわりがよくみえなくて、突然、到着した、という感じ。
なにはともあれ、お昼ご飯で休憩になるのはうれしい。
昨日の山小屋での昼食と同じ、ダンプリングスープを注文した。
お団子は1コで、スープがた~っぷり。
屋内が温かいので、カメラのレンズが、曇ってしまったけど。
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