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アネモネが咲き乱れる湖畔 [パタゴニア]

バスは氷河をめざして原野を走る。
ホテルのあるカラファテから50Kmほどだから、2時間もあればついてしまうだろう。

途中に人家は見えなかったのだが、めずらしく家がみえたのでカメラを向けた。
羊を放牧している人たちが住んでいるとのこと。
湖はアルヘンティーナ湖に続くリコ水道。
出発のときには青空だったが、曇ってきた。
パタゴニアは風がきつくて、雲がすぐに飛んでしまうそうだが、その分、また次の雲がやってきて、お天気は分刻みで変わっていく。

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さて、1時間ほど走ったところでトイレ休憩。
地面はタンポポで黄色くなっている。
湖は、同じくアルヘンティーナ湖に続くリコ水道。

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湖の岸辺まで歩いていくと、白い花が咲き乱れていた。
アネモネの原種だそうだ。
あまりにも見事だったので、いろいろとアングルを変えて写真を撮った。

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葉のつき方や葉の形が、やはりアネモネだ。
花の色は白だけ。
青空だったら、どんなにか、写真が映えたことだろう。

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花期がそんなに長いわけではないだろうに、ちょうど、花盛りに出会えたことを感謝しないではいられない。

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どうよ!
この豪華さ。

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黄色い花はなんだろう。
パタゴニアの図鑑をみると、スペイン語ではGeum,英語でMagellanic avens。

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流木もあちこちに。
流木というより、水没したために木が枯れてしまったのだろう。
リコ水道は、ペリトモレノ氷河の成長により、水道がふさがれて、出口を失うことが、数年ごとに、起きる。
このため、水位があがり、年によっては、10mを超えるほど水位が上がってしまったこともあったらしい。
そうすると、木が枯れてしまう。
水位があがってしまうと、出口での水位差が大きくなりすぎて、氷河はその圧力に耐えられなくなり、くずれてしまう。
氷河が破壊されると、リコ水道の水が一気に流れ出す。
これは、世界中の大ニュースとなる。
最近では2008年に起きているそうだ。

今は、水位が数メートルほど高くなっているらしい。
つまりもうすぐ、氷河の大崩落によるリコ水道の噴流があるかもしれない。

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赤マンマのような花も咲いていた。

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圧巻は赤いノートロの花。

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山のふもとは、どこにいってもノートロが満開だった。
遠目には、日本のつつじのようだ。

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花はかなり変わった形状だ。

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