ロマンティック街道をアウクスブルグまで走る(ローテンブルグからディンケルスビュールを経て) [ロマンティック街道]
ローテンブルグからロマンティック街道を走ろうとすると、午後1時20分のヨーロッパバスに乗ることになる。時間があったおかげで、午前中は、たっぷりとローテンブルグの城壁を越えてタウバー川まで散歩できた。
さて、昼食をなににするか。ローテンブルグ名物のシュネーバルをいつか食べようとしていたのだが、結局チャンスが無かった。最後のチャンスが今なのだ。
で、昼食のかわりにシュネーバルを食べることにした。シュネーバルとはスノーボールのこと。
ヒモ状の生地をくねくねと巻いて、油であげている。トッピングに普通は粉砂糖をかけるから、スノーボールというのだろうが、町では、チョコレートをかけていたり、白いチョコレート風のものをかけていたり、いろいろなバリエーションがあった。大きさはだいたいどのお店でも同じくらい。結構大きい。これだけでおなかは満腹だ。
バス停でヨーロッパバスを待っていると、馬車が通りかかった。ローテンブルグで馬車を見たのははじめてだったので、すっかり興奮して馬車の近くまですっ飛んでいった。
だけど、ローテンブルグは小さい町だから、馬も仕事のしがいがないだろう。
バスがアウグスブルグに着くのは午後4時20分。3時間ほどかかる。
途中、ディンケルスビュールで30分の観光休憩があった。
ディンケルスビュールはドイツでは珍しく、第二次世界大戦による爆撃を受けていないので、古い建物が残っているという。
だが、30分では町の中心まで行って帰ってきておしまいだ。
建物は確かに今までみた中では最高に立派だ。木組みで7階建てもある。エレベータはあるんだろうか、と勝手な心配をした。痛い目にあっているからね。
ローテンブルグよりも建物が大きめ。
おもちゃの町のようだ。
ここは市庁舎。空に黒い雲がのさばってきた。だがお日様はさしている。こういうお天気は、日本では経験しないですね。西洋絵画の空だ。
というところで、時間切れ。なにしろ、バスは人数点検しないで、時間になったら出発するというから、時間は守らねばならない。カントの国だ。
ガイドブックをみると、ディンケルスビュールの見所は、もっと他にもたくさんある。きっと昔からの田園風景も残っているだろう。今度はここでもう1泊したいと思った。
さて、今度はバスから観光。バスはお客さんが5名程度なので、前の席を陣取ってカメラ遊びだ。
バスは、こんな門もくぐって、町を抜け出ていった。
次はネルトリンゲンで観光休憩が15分あるはずだったが、停まらないで、いってしまった。運転手さんに聞くと、途中混雑していたので、時間がなくなった、ソリー、とのことだった。あ~あ。
アウグスブルグでのスケジュールポイントは、午後6時まで開場しているはずの、市庁舎の黄金の間に滑り込むこと。なので、ホテルで旅装を解く間もなく、ホテルを飛び出し、黄金の間にまっしぐら。
すべりこみセーフでしたね。
光り輝く広間に圧倒される。カメラOKだった。
入り口の扉の上から天井にかけて。
天井の真ん中部分。大きすぎて全体は撮れない。
コーナーの壁から天井にかけて。
外に出て、あらためて、市庁舎を見上げた。
17世紀に建てられている。ドイツルネサンスの最高傑作だそうだ。徳川家康のころかな。
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