マリエンベルク要塞からビュルツブルクの町を一望

ビュルツブルグのマリエンブルク要塞まで、あと少し、建物が目前にみえてきた。

ここは紀元前からケルト人が要塞らしきものを作っていたそうだ。確かに、小高くなっている上に川があるので、いざというときの守りには適している場所だ。8世紀ころから大司教の住まいになったが、その後、大司教はレジデンツを建てて住まいを移している。そのレジデンツは世界遺産として登録されている。

途中で不思議なオブジェがあった。木の根っこを模したような感じ。本物の根っこかと間違うほどだが、近づいてよくみると、間違いなく金属製のオブジェだった。

調べてみると農民反乱の鎮圧の記念碑だそうだ。ドイツ農民戦争中の1525年にマリエンベルク要塞は攻撃を受けたが不成功に終わった。

ようやく頂上に見えていた建物の中に入れた。門らしきものもあったはずだが、息を切らして登ってきたので、記憶にない。あるいは正規のルートではなかったのかもしれない。上へ行けばなんとかなるさ、とばかり適当に上を目指していたのだから。

マリエンベルク要塞が建っている丘は、川からは１００ｍほどの高さだが、なんと頂上には井戸があった。水があればなんとかなりますね。

要塞の建物は現在は、博物館などで使われている。第二次世界大戦で、やはりかなりの被害を受け、1950年に改築されたそうである。

花壇のある場所からの眺めは素晴らしい。

花壇に下りて、町を一望する。町の真ん中をマイン川が流れており、マイン川が重要な輸送手段であったことがわかる。歩いてきたアルテ･マイン橋もみえる。

要塞の斜面はブドウ畑になっている。南側の斜面はどこもブドウ畑だ。フランケンワインの産地だけのことはある。

要塞の中では、花壇のあたりがとてもしゃれた雰囲気だ。下の写真の手すりにもたれて町を眺めていると時のたつのを忘れる。

タグ：ビュルツブルグ マイン川 マリエンベルク要塞

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めぎさんのブログでドイツの葡萄畑は平面はなく斜面ばかりと。
by ララアント (2011-08-09 23:06)