ロマンティック街道の起点の町ビュルツブルグ [ロマンティック街道]
ビュルツブルグはこじんまりとした町だ。ロマンティック街道の起点の町にふさわしく、歴史の匂いと、生活の匂いを両方味わえる。
泊まったのは、ホテルと名前はついているものの、10部屋程度しかない小さなところ。しかも、ビルの4階にある。到着してもドアがあかないので呼び鈴を押すと、しばらくして中年の女性が出迎えてくれた。どこかのお宅を訪問したみたい。
受付に飾ってある絵をなにげなく見ると、弦楽器のこまが描かれていたので、いっぺんにこのホテルが好きになった。
左下に描かれているのが弦をたてるこま。
昨日深夜、コンサートの帰りに町のショーウィンドーをみると、バイオリンをかかえた花嫁のマネキンを飾ってあった。楽譜まで飾っている。モーツアルト音楽祭をやる町だから、音楽が根付いているのかしら。
ホテルの部屋の鍵はエレベータの鍵にもなっていて、深夜、コンサートから帰ってきたときは、この鍵で、エレベータをあけ、ホテルのドアをあけ、自分の部屋をあけた。
一夜明けて、窓の外を見る。
坂道の途中にあるホテルなので、見通しがよい。ウン、この景色、悪くないジャン。
朝食をとった食堂は屋根裏部屋のように天井がななめになっている。
中年の昨日の女性と、若いお手伝いの女性が朝食の準備をして、コーヒーをもってきてくれた。なんとなくあたたかい雰囲気。
窓から外をみると、これもなかなかいいじゃん。
建物の向こうに緑の丘がみえる。この丘はぶどう畑になっていて、その下に駅がある。
朝食の後は、さっそく町の探検。午後3時10分発の電車に間に合えばいいのだ。電車で向かう先は、いよいよ目的地のヴァイカースハイム。
さて、スケジュールとしては、ノイミュンスター教会など町をのんびりと散策しながら、小高いところにあるマリエンベルク要塞に上って町を一望し、昼食とする。
広場にはお店が並んでいる。さくらんぼが枝ごとぶらさがっている。
ホワイトアスパラガスも束で売っている。spargel,シュパーゲルと呼ぶらしい。一束、400円ぐらい。ちょうど季節なのだ。旅行中は飽きるまで食べ倒す、と友人がいきまいている。私も。
パンがおいしそう。パン屋のお姉さんがポーズをとってくれた。おかげで、クッキーを買うことになった。お姉さんの後ろにある大きなパン、いいですねぇ。
町を散歩するこんな親子もいた。
かわいいでしょ。子供はどこにいっても本当にかわいい。では、アップで。
ホワイトアスパラも知ったのはドイツのめぎさんからでした。。
by ララアント (2011-08-09 23:11)