西安の旅 ~空海が学んだ寺 [西安]
☆ 青龍寺のバラ
☆ 青龍寺は空海が学んだ寺
青龍寺のバラ
西安に到着後、すぐにここ青龍寺にやってきました。
青龍寺に一歩入るとこの風景が飛び込んできます。
あざやかなピンクのバラに日本風庭園、奥には空海記念堂が見えます。
西安ではじめての訪問地でしたので、ピンクのバラがとても印象的だったのですが、その後、どこへ行っても、ピンクのバラが咲いていました。野生化しているものもありました。
バラは西安の土地にあっているようです。
青龍寺は空海が学んだ寺
青龍寺は西暦582年、隋の時代に建てられたお寺です。
空海は804年、唐の時代に西安、昔の長安に到着しました。
そして、ここ青龍寺で2年間、真言密教を教わります。
寺はその後、場所もわからなくなっていましたが、1973年に建物の基礎がみつかり、これを基に復元されました。
空海は四国の出身ですが、この青龍寺の再建にあたっては四国の4県が協力したそうです。
そのせいか、庭園はどことなく日本の匂いが漂います。
渡り廊下には、空海の説明が石板に刻まれて飾ってあります。
屋根からは庭に届くほどの白い木香バラが咲いていました。
上の写真の渡り廊下の石板のひとつには、この寺の再建が、香川愛媛徳島高知の4県の協力でできたことが書かれています。
別の1枚には空海が描かれています。
渡り廊下を進んできて振り返るとこんな風景。
空海の記念堂。
記念堂の上から見下ろすと、ざくろの木が見えます。
記念堂の入り口にはバラ。
さらに奥に進むと空海記念碑があります。
その向こうの木立は桐です。
西安では桐もよく見ました。花が終わりかけてしぼんだところでしたので、写真は断念です。
記念碑の土台は波模様。
出口に向かう渡り廊下。
どことなく日本風ですが、赤いちょうちんが飾られているのは中国そのもの。
木が植わっている地面をみてください。
雑草が生えていません。降水量が年間で600ミリほどしかなくて植物にはかなり厳しい環境のようです。
日本の降水量は年間1700ミリですから、西安は約3分の一しか雨が降らないのです。
空海は日本に帰国後、高野山で真言宗を開いています。
四国霊場八十八ヶ所は空海が開いたお寺ですが、青龍寺はその発祥のお寺として0番目に位置するとのことです。
八十八ヶ所をめぐった後、この青龍寺に報告をしにくる方も多いとか。
2007-05-05 23:17
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コメント(6)
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空海ですか。日本史で仏教伝来のほぼ最初に出てくる名前の一つですね。最澄と空海が天台宗と真言宗を開いた、と暗記した覚えがあります。
ピンクのバラがとても綺麗ですね。
by めぎ (2007-05-06 04:17)
おはようございます^^
↑、そうですね~よく覚えていらっしゃる。わたくしも微かに^^
日本的がいつまで続くかしら・・・
by (2007-05-06 04:57)
バラの花が綺麗すぎて目に沁みますね
空海と弘法大師は同じ人ですね!
by wakatate (2007-05-06 17:21)
めぎさま
そうそう、最澄もいましたね。最澄は空海と同じ年に唐にわたって勉強しています。どうして空海のお寺はあるのに、最澄のはないのかしら。また疑問が増えました。
by ada (2007-05-06 23:08)
mimimomo さま
こんばんは。
このお寺は日本の意思がかなり入っていると思います。訪れるのも日本の方が多いようですよ。
by ada (2007-05-06 23:10)
wakatate さま
弘法大師と空海は同じ人なんですね。四国の霊場ではお大師さんなんですね。南無大師遍照金剛というおまじないをお寺の和尚さんが唱えていますね。
by ada (2007-05-06 23:18)