偶然のピンク ~台湾紀行 [台湾]
☆ 今日のお花 「ピンクのマーガレット」 台湾
☆ 旅行記 台湾南投県演奏旅行「演奏会」
今日のお花
今日のお花は「ピンクの八重咲きマーガレット」です。
このお花も南投でよくみかけました。
日本でもよく見ます。
下の写真はホテルの近くの喫茶店です。
「偶然」という名前ですので、みんなで笑い転げました。
漢字の看板を読むのはおもしろいですね。
こちらも鉢植えですが、2鉢、並んでいて沢山の花をつけている様子は、豪華でした。
旅行記 3月はじめに台湾の南投までいってきました
演奏会
いよいよ今回の旅行のメインイベントである演奏会です。
お客様はどこからやってくるのだろうと思っておりましたが、台湾側窓口の方が、下のような案内状を、あちこちに配ってくださったそうです。
二つ折りの両面になっています。
表がこちら。
裏、つまり、中身はこちら。
あれれ。
演奏曲目が書いてありません。
演奏したのは全部モーツアルトです。
・ディヴェルティメント
・バイオリンコンチェルト5番「トルコ風」
・交響曲29番
これを漢字でどのように表現するのか興味深々でしたので、がっかりです。
英語の漢字表記は、昔、日本でもやっていましたね。
ロンドンが倫敦だったり、パリが巴里、ニューヨークが紐育・・・最近は使わなくなってしまいました。
外来語の音を漢字に当てるのは大変らしいですね。
その点、日本はかなやカタカナを持っていますから、簡単にカタカナ表記にしてしまいます。
日本語はなんと柔軟にできているのだろうと感嘆します。
でも、外国の方からすると、日本語を習得する上で一番難しいのが、カタカナ表記の外来語だそうです。
例えばインターネットは英語で発音すると、2音節ですが、カタカナの日本語だと、子音もちゃんと母音をつけて発音しますから、4音節になってしまい、もとの英語とはまるでちがう発音になってしまいます。
だから、外国の方が、インターネット、と書いてあるのをみてもinternetだとは、想像できないというわけです。
さて、演奏会はまた、台湾側関係者のご挨拶ではじまりました。
南投県の県長夫人、福祉局関係の方など数人です。
演奏直前に、ココナッツミルク入りタピオカの差し入れがあり、エネルギーの補給は万全でした。
このタピオカがたいそうおいしかったのですが、演奏前で、さすがに緊張していたとみえ、写真に撮り損ねてしまいました。
残念。
この演奏会の前に、仁愛の家のボランティア演奏で演歌を弾きましたので、直前練習のとき指揮の先生から、演歌のモーツアルトになっている・・と注意を受けてしまいました。
日本の演歌は木の文化、ヨーロッパの音楽は石の文化、というように、それぞれの自然環境の違いにもとづいた響きを要求されます。
ヨーロッパの音は石でできた教会の中で響かせる音がベースです。
ですから、音がフラットに響くことが基本になっています。
一方、演歌はこぶしが効いていたり、音程も一定しなかったり、音の大きさが途中で膨らんだりします。
音自身の響きが日本と西洋では全く違いますから、音楽の作り方も全く違ってくるわけです。
日本人の感性ではなかなか難しいですね。
特にモーツアルトをきちんと弾くのは難しいですね。
まぁ、とにかく、演奏本番は無事終了いたしました。
下の写真は演奏会場のホールです。
直前練習のときに撮りました。
台湾演奏旅行記のページ
・出発から台北到着 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-06
・南投県に到着 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-07
・市場を探索~野菜、果物編
http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-07
・市場を探検~肉類編 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-08
・路上の店探検 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-08
・はじめての食事 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-09
・南投市のスーパーとコンビニ
http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-10
・南投県政府庁舎訪問 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-11
・南投の町の様子 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-12
・南投の子供たち http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-13
・仁愛の家でのボランティアコンサート
http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-14
・朝食と軽食 http://blog.so-net.ne.jp/violine/2007-03-15
アップで見ると豪華な大きなお花のような気がしましたが、意外と小さめのお花なんですね~いつもながら、ada様のお写真にはハッとします。
モーツァルトの曲名、残念!!私も見てみたかったです・・・
カタカナは本当に外国人には難しいです。マクドナルドなんて、カタカナ言葉で言ってもドイツ人には全く通じません。もちろんドイツにもいっぱいあって、誰でも知っているんですけど。デュッセルドルフも、ドイツ語発音とは全然違うので、初めて日本語を習う学生には毎年大ウケしますよ。
by めぎ (2007-03-17 02:06)
おはようございます^^
マーガレットの八重は始めてみるような気がします・・・うちの周りにはないわね・・
演奏会成功でよかったですね・・・音楽はさっぱりです・・・
日本文化は言葉も含めてかなり異質でしょうね・・・外国に生活すると戸惑うことが多いです。
by (2007-03-17 05:28)
このマーガレットの花びら、菊の花ににていますね、
コーヒー館、「偶然」素敵な名前ですね、
漢字を使う国は、字を見ると何か理解できますね、
立派な演奏会場ですね、沢山の台湾の人に演奏を
聞いて貰い幸せでしたね。
by wakatate (2007-03-17 20:16)
モーツアルト好きなんですよぉ~。最近モーツアルト全集みたいなCDも安くでているので思わず買ってしまいます。iーPodにも入っています。射撃の前に聞くと精神集中になって結果が良いようです。糖尿病の患者さんにも良いとか。。それを演奏できてしまうって、凄いことです!!
by ぽりぽり (2007-03-17 22:22)
めぎさま
そうそう、めぎさまは日本語の先生でしたね。カタカナ言葉がどんなにおかしいか、一番よくご存知でしたね。このカタカナ言葉をよく使うのが、国語を大切にしましょう、といっているお役所ですから、おかしなことですね。けむにまくには、カタカナを使うといいようです。
by ada (2007-03-17 23:54)
mimimomo さま
日本は言葉も特異だと思いますが、島国ですから、独特の発達をとげて世界とは異質の部分が多くあるのでしょうね。オーストラリアの動植物が、アジア大陸とは別の発達をとげているのと同じことのように思います。いい、悪いでなくて、自覚しないといけませんね。
by ada (2007-03-18 00:01)
wakatate さま
このマーガレット、かわいいでしょう。台湾の方たちは思った以上に花をかざりますね。暖かい国ですから、もともと花は多いと思いますが。
海外で演奏する機会はあまりありませんから、今回は貴重な経験ができてよかったと思います。
by ada (2007-03-18 00:07)
ぽりぽりさま
モーツアルトは胎教にいいとか、いいお酒ができるとか、いろいろといわれることが多いですね。演奏もそんなに難しくみえない楽譜ですので、とりあえず、だれでも楽しむことができます。素晴らしいことだと思います。
射撃にもいいのですか、納得です。
by ada (2007-03-18 00:10)